え、アンパンマンショーでガチの親同士が大げんか!?
そんな信じられないような出来ごとが、よこはまのアンパンマンこどもミュージアムで本当に起きました。
子どもたちの前で、おとなが怒鳴りあい、胸ぐらをつかむ寸前まで発展という緊迫の瞬間。
その様子が動画で拡散され、SNSは大炎上ですよね。
「なんでそんなことでキレるの?」といった声が広がる状況。
「自分が親だったら、あの場面でどう動く?」という自問にもつながる場面です。
ネットでは、黒Tパパへの批判が多数を占める中で、少数の擁護意見が議論の火種。
なかには、夫婦で意見がわかれて口論へ発展した家庭もあるといわれています。
この記事では、いったい何が起きたのかを軸に、それぞれの立場の言い分やネットでの反応を丁寧に整理していきます。
さらに見逃されがちな本質的な考えるべきポイントにも触れ、状況をより深く理解できるようにしました。
ひまつぶしに読んでも楽しめる構成になっています!
子育て中のあなたが「もし自分だったら…」と想像しながら読み進めるのも一つの学びになると言い切っていいでしょう。
気軽な気もちで、最後まで読んでみてくださいね。
アンパンマンショーで親喧嘩ぼっ発
アンパンマンといえば、子どもたちのヒーローですよね。
元気いっぱいの歌とダンスで家族みんなが笑顔になれるはずの夢のイベントだったはずなのに状況は一変しました。
ところが約1年前の2024年10月、よこはまのアンパンマンこどもミュージアムで開かれたハロウィンイベント中に、とんでもないことが起きました。
なんとパパどうしの大げんかがショーの最中にぼっ発するという予想外の展開です。
原因は場所とりをめぐる小さなトラブルだったといわれています。
くろ服パパとベージュTパパがステージ前の座る位置をめぐってもめた流れ。
そしてショーの途中でベージュTパパの子どもがくろ服パパの子どもの顔に手を当ててしまう場面があり、そこから一気に空気がピリついたのではないでしょうか。
くろ服パパが「なんで謝らないんだ」と詰めより、2人は胸ぐらをつかみ合う緊迫の構図。
この様子をスマホで撮影していた観客が動画をSNSにアップしたことで状況は加速します。
それがあっという間にひろまり、暴露系インフルエンサーの滝沢ガレソさんが取り上げたことで一気に火がついたという流れ。
投稿された動画は数百万回も再生され、「#アンパンマン喧嘩」がトレンド入りという拡散力。
「子どもの前でなにやってんの?」といった驚きの声が広がる事態です。
批判一色。
現場ではスタッフがすぐに対応したものの、ショーは2分ほど中断を余儀なくされました。
すでに何人もの子どもたちが泣き出してしまい、会場はどよめくような雰囲気になったと聞きます。
せっかくのアンパンマンが登場しているのに本来なら聞こえるはずの楽しい音と笑顔が奪われた瞬間だったのではないでしょうか。
たのしい思い出になるはずが、子どもにとっては怖い記憶へ変わった可能性もあります。
とはいえ、くろ服パパはなぜそこまで怒ったのでしょうか。
ほんとうにベージュTパパだけが悪かったのかという自問。
つぎの見出しでは、実際にどういう流れでトラブルが起きたのか、ネットでの情報をもとに見ていきましょうと言い切っていいでしょう。
なぜ親同士が揉めたのか?
なぜ親同士が揉めたのかという疑問が残りますよね。
それにしても、どうしてここまでの大げんかになってしまったのでしょうか。
その理由は、「ちいさな火種」がいくつもかさなった結果だったと考えられています。
火種の積み重ね。
まず、最初のきっかけは場所とりでした。
アンパンマンショーはすごく人気で、前のほうにすわりたいなら早くから並ぶのがふつうです。
そこにベージュTパパと子どもがやってきて、黒Tパパの前にヒョイっとすわってしまったのが始まりでした。
この時点で、黒Tパパはちょっとモヤモヤしていた様子だったといわれています。
でもまだ、その場はなんとかおさまっていたんです。
問題は、そのあとにおきました。
ショーが始まってすぐ、ベージュTパパの子どもが立ちあがって動いているうちに、黒Tパパの子どもの顔に手が当たってしまったんです。
ビンタというほど強くない軽い接触でしたが、黒Tパパの子はびっくりして泣いてしまったといいます。
予想していなかった接触と、泣き出したわが子の姿が、黒Tパパの感情に火をつけたのでしょう。
ここで黒Tパパがすぐに「子どもに謝ってほしい」と声をかけました。
ところがベージュTパパは「子ども同士のことだから…」という感じで、そのままスルーしてしまったのです。
小さな違和感の連鎖。
これに黒Tパパが一気にヒートアップしてしまいます。
「なんで親がちゃんと謝らせないんだ!」とベージュTパパに詰めより、胸ぐらをつかむ寸前まで口調が荒れていったとされています。
その場には小さい子がたくさんいたので、周囲の空気は一気にピリピリムード。
スタッフが急いで間に入って止めにはいりましたが、ショーは2分ほど中断し、あちこちで子どもたちが泣き出してしまったとか。
楽しい非日常のはずだったイベントが、一瞬で「怖い場所」に変わってしまった瞬間だったのではないでしょうか。
この一連のながれが動画で撮られてSNSに投稿され、大バズりしました。
「子どもの前で大人がこんなケンカ…ありえない」といった厳しい声。
「いや、黒Tパパの気持ちもわかる」という共感のコメント。
そんなふうに、ネットでは意見がふたつに分かれていったわけです。
どちらの言い分にも一理あるのではないかと感じた人も多いのではないでしょうか。
では、いったい何が“正しかった”のかという問いが残りますよね。
つぎの見出しでは、それぞれの立場から見える主張やネット上での反応をふくめて、もう少し深ぼってみましょう。
黒T派とベージュT派の主張とは
このトラブルをめぐってネットではどっちが悪いのかという論争が巻き起こりました。
コメント欄はまるでちいさな裁判のような雰囲気ですよね。
黒Tパパを支持する黒T派(少数派)の主張は、「自分の子どもが顔をたたかれたのに謝罪なしはありえない」という一点でした。
「親ならちゃんと子どもに謝らせるべきだ」という意見も多く見られます。
たしかに子どもが泣いてしまったという情報がある以上、その主張に共感する人がいても不思議ではありません。
ところがあとから出てきた動画や証言によって流れが一気に変わったのではないでしょうか。
実はショー開始前に黒Tパパのほうが先に割り込んで場所をとったとも言われています。
さらに口論のさいちゅうにはベージュTパパに頭をグッと近づける威嚇行動まで確認されたとされています。
攻撃的な態度が印象を大きく左右したという声も目立ちました。
そのためSNSでは黒Tパパへの批判が一気にふえていきました。
一方、ベージュTパパを支持するベージュT派の声は多数です。
「子どもが興奮して軽く当たっただけでそこまで怒鳴る?」という反応が象徴的でしょう。
「人前であんなふうに詰め寄られるのは正直こわい」という声も広がりました。
批判の集中。
また「黒Tパパの言っていること自体は正論でも、やり方がアウトすぎた」という意見も多く見られます。
正しさより伝え方のほうが強く記憶に残るという評価が根底にあったのかもしれません。
注目されたのは夫婦間で意見がわかれたという投稿が多かった点です。
「私はベージュT派だけど夫は黒T派で口論になった」というリアルな声も聞こえてきました。
価値観の分岐。
「正義感を重視するか、それとも空気を読む力を重視するか」で立場が変わるといわれています。
最終的にはどちらが正しいかというよりも「子どもの前で怒鳴りあう大人ってどうなの?」という視点が主流になっていきました。
アンパンマンが教えてくれる“やさしさ”や“思いやり”というテーマを思い出す場面ではないでしょうか。
大人のほうが忘れていたのではという指摘も広く共有されたように感じます。

