気になる情報

【NVIDIA決算】株価±10%大暴騰か暴落か?今夜7時発表で市場が震える理由

今夜7時、エヌビディアの決算が発表されるらしいけど…株価って結局どうなるの?

最近、SNSや掲示板、ニュースサイトでもそんな声をよく見かけます。

実際、ここ数日でエヌビディアの株は急に下がったりしていて、

「AIバブルは終わり?」「決算ギャンブルって危ないの?」と不安になる人も多いはず。

 

でも安心してください。

この記事では、2025年11月20日発表のNVIDIA決算について、初心者にもわかりやすく、

「なぜ注目されているのか」「なぜ株価が大きく動くのか」

そして「発表後に見るべきポイント」までをしっかり解説します。

 

読み終わるころには、エヌビディア株の今と未来を冷静に判断できるようになるはずです。

AI相場の分かれ道――その真相を、いっしょに見ていきましょう。

 

決算は今夜7時!注目の発表内容

 

ついにきました。エヌビディアの決算発表。

こんや、よる7時から日本でも多くの投資家がスマホ片手にそわそわする時間になります。

 

とはいえ、「なんでそんなに注目されてるの?」「どこがポイント?」って思う方も多いですよね。

そこで今回は、決算の見どころをカンタンに整理してみました。

 

まず、エヌビディアは「AIの心臓」とも言えるGPUを作っている会社

生成AIやデータセンター投資の波に乗って、ここ数年は絶好調すぎる業績を続けています。

 

今回の発表内容は2025年8〜10月期(第3四半期)の実績。

市場予想は以下のとおりです。

 

■ 市場予想(コンセンサス)

・売上高:約549億ドル(前年比+56%)

・EPS(1株利益):約1.25ドル(+54%)

・データセンター売上:約486億ドル(売上全体の9割超)

・次期ガイダンス:約596億ドル前後(11〜1月期)

 

ぱっと見は「絶好調じゃん!」ですが、ここからが本題。

 

いま市場は、「少しでも弱いと売る」という超・高期待モードに入っているんです。

 

たとえば、あなたが何度もテレビで見たラーメン屋に行ったとしましょう。

味がフツウなら「え、こんなもん?」ってなりませんか?

 

エヌビディアにも、まさにそれが起きようとしています。

 

今回とくに注目されているのが2つ。

 

ひとつは、次世代チップ「Blackwell(ブラックウェル)」の供給状況。

AI競争のカギを握るこのチップの開発がスムーズに進んでいるかどうか。

 

もうひとつは、CEO ジェンスン・ファン氏の発言。

彼は以前「2025年と2026年を合わせて5000億ドルの受注残がある」と話しており、

これが本当に達成できそうか、市場は注視しています。

 

つまり今回の決算は、ただの数字発表ではなく、

“未来への信頼”を再確認するイベントというわけです。

 

では、なぜ株価が±10%も動くと言われているのか?

次のパートで、さらに深掘りしていきましょう!

 

株価±10%予測の理由とは?

 

今回のエヌビディア決算、事前から「株価が7〜10%前後も動くかもしれない」と注目されています。

実際、オプション市場(決算後の株価変動を見越してポジションを取る市場)では、

±7〜8.5%程度の“揺れ幅”が織り込まれている状況です。

これは通常の企業決算に比べてかなり大きめの警戒モード。

 

ではなぜ、ここまで市場がピリついているのか?

その背景には4つの大きな要因があります。

 

■ ① 期待値が高すぎる

ここ2年でエヌビディアの株価は約10倍に。

「AIの覇者」としてのイメージが定着し、少しでも弱い数字が出れば即・失望売り。

 

たとえるなら、超人気レストランに行って「まあまあおいしい」だけじゃ納得できない状態。

今の市場は“最高級の驚き”を求めているんです。

 

■ ② AIバブルに対する不安

マイクロソフトやグーグル、メタといった巨大テック企業は、

年間数千億〜数兆円規模でAIインフラに投資中です。

 

ですが、「投資額はすごいのに、収益化はまだこれから」

そんな状況に“このAI投資、本当に回収できるの?”という不安が広がっています。

 

NVIDIAは“供給側の勝者”ですが、その需要がいつまで続くのかは誰にもわかりません。

 

■ ③ 中国市場の大幅縮小

これまでNVIDIAにとって中国は売上の約13〜17%を占める巨大市場でした。

 

しかし米国政府の輸出規制により、先進AIチップは基本的に中国には販売できなくなっています。

その一方で、中国政府も「国産チップを使え」と企業に圧力をかけている状態。

 

今後、この分の売上はほぼゼロになるリスクが現実味を帯びています。

 

■ ④ ライバルの台頭と価格競争

AMDやBroadcom、さらには中国のファーウェイなど、

AIチップ市場に次々とライバルが参入中です。

 

さらに、エヌビディア自身のBlackwellチップ生産コストも増加中。

利益率の低下が懸念され、会社予想でも粗利益率は73.5%前後(±0.5%)と見込まれています。

 

このように、良すぎる過去が“逆にプレッシャー”になっているのが今回の決算。

 

数字が良くても「想定の範囲内」では売られ、

逆にほんの少し悪ければ「AI神話崩壊」と騒がれる――。

 

そんな空気の中での発表だからこそ、7〜10%の株価変動も“想定内”というわけです。

 

では決算後、投資家たちは何を見て、どう判断するのか?

次のパートでさらに見ていきましょう。

 

NVIDIA決算後の注目ポイント

 

決算発表が終わったあと、市場がどこを見るのか。

正直ここがいちばん重要かもしれません。

 

なぜなら、単に「数字が良かった・悪かった」だけじゃなく、

“この先の未来がどう見えているか”が、投資家たちの判断材料になるからです。

 

まず注目されるのが、やっぱりCEO ジェンスン・ファン氏の発言。

 

彼は今回の決算説明会でも、いつもどおりのカリスマっぷりを発揮。

とくに「2025年と2026年でBlackwellやRubinなどの注文が合計500億ドルを超えている」というコメントが話題になりました。

 

これは「AIインフラ需要はまだまだ続くぞ」という、力強いメッセージと受け止められています。

 

実際、「Blackwellチップはもう完売状態だ」と話しており、

市場には「供給間に合うの?」という、うれしい悲鳴のような緊張感も出てきています。

 

決算後にチェックしておくべきポイントは、以下の4つ。

 

■ ① Blackwellチップの供給と需要

CEOの言葉どおり“sold out”なら、次世代AI投資の主役に立つ確率は高い。

今後の生産スケジュールと供給体制に注目です。

 

■ ② 次期ガイダンスの強さ

会社側が出した第4四半期(11〜1月期)の売上ガイダンスは、

なんと650億ドル ±2%と、市場予想(約610億ドル)を大きく上回る内容でした。

これは明確に“強気サイン”です。

 

■ ③ 中国以外の需要の広がり

中国市場は今後さらに縮小が見込まれますが、

アメリカ・欧州・中東などのクラウド企業や政府機関からの注文が伸びており、

地理的な需要分散が進んでいるかどうかも注目です。

 

■ ④ 粗利益率の見通し

今回の決算では実績73.6%、次期は75%±0.5%とガイダンスを発表。

高い利益率をキープできるかどうかが、今後の株価安定のカギになります。

 

総じて今回は、「期待が高すぎる中で、しっかり超えてきた」内容でした。

 

ただし、株価は“良い決算=上昇”ではないのが今の相場。

一部では「出尽くし感」や「ポジション調整の売り」が出ているのも事実です。

 

だからこそ、決算を見てすぐに飛びつくのではなく、

その後の相場の反応と材料出しの流れを見極める冷静さが求められています。

error: Content is protected !!