音楽プロデューサーのSKY-HIさんが、未成年女性を深夜に自宅へ呼び出したという報道。
このニュースは、多くの人に衝撃を与えましたよね。
「SKY-HIさんが、まさか…」と、信じられない気持ちになった方もいるのではないでしょうか。
今回の報道を受け、ネット上では「ジャニー喜多川氏の女版」といった過激な意見も飛び交っています。
でも、本当にそうなのでしょうか?
今回の騒動は、単なる軽率な行動なのでしょうか?
それとも、エンタメ業界の根深い倫理問題を映し出す鏡なのでしょうか?
この記事では、騒動の真相に迫り、SKY-HIさんとジャニー喜多川氏のケースを徹底比較します。
さらに、今回の騒動がBMSGや所属アーティストに与える影響についても深く掘り下げていきますよ。
ぜひ最後まで読んで、あなた自身の意見を形成するための参考にしてくださいね。
SKY-HIはジャニー氏の女版?批判殺到の訳!
SKY-HI、ラジオ番組で“騒動”を謝罪
「お騒がせして申し訳ございません」https://t.co/ClrgRdboGa17歳の女性アイドルを深夜に呼び出したなどと一部週刊誌で報じられたが、番組に生出演し「お騒がせして申し訳ございません。日高です、よろしくお願いします。SKY-HIです」と謝罪した。 pic.twitter.com/BprOGqEbEd
— オリコンニュース (@oricon) December 19, 2025
NEWSポストセブンが報じた内容によると、SKY-HI(本名:日高光啓さん、39歳)は2023年夏頃から、17歳の未成年女性(Aさん)を深夜(午後11時過ぎから午前4時頃)に複数回、自宅マンションへ呼び出していたとのことです。
公開されたLINEメッセージには「かわいすぎる死ぬ」「だぁいすき」といった親密な内容が含まれており、これが批判の的になっているんですよね。
なぜ、これほどまでに批判が集中しているのでしょうか?
背景には、エンタメ業界における権力構造の問題があると考えられます。
プロデューサーという立場を利用し、未成年を私的な空間に招く行為は、心理的な圧力や依存関係を生みやすいと指摘されています。
つまり、対等な関係とは言えない状況で、未成年者が断りにくい状況に陥る可能性がある、というわけです。
東京都青少年健全育成条例では、18歳未満の青少年を深夜帯に連れ回す行為は、保護者の承諾があっても原則禁止されています。
これに違反した場合、罰則(6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金)が科される可能性もあるんですよ。
エンタメ業界では、過去にも同様の権力濫用が問題視されており、2023年のジャニーズ事務所性加害問題に関する国連人権理事会作業部会の報告では、業界全体の「構造的隠蔽体質」が批判されたばかりです。
SKY-HIさんの行動が、単なる軽率さではなく、業界の倫理観の欠如を象徴する事例として捉えられている、という見方もできるかもしれませんね。
- 未成年を私的空間へ招く心理的圧力
- 都条例違反の可能性も示唆
- 業界全体の倫理観欠如を象徴か
SKY-HIとジャニー氏の決定的な違いは?
ジャニー喜多川氏の性加害問題とSKY-HIさんの騒動を比較すると、類似点として「権力者が未成年を私的空間に呼び出す」点が挙げられます。
しかし、決定的な違いも多いんですよね。
ジャニー氏の場合、BBCの2023年3月ドキュメンタリーや複数の裁判で、未成年タレントへの組織的・長期的な性加害(1960年代から2010年代まで数十人以上が被害を訴え)が認定されています。
被害者救済のための補償金総額は、2024年時点で約9億円に上るとのことです。
一方、SKY-HIさんのケースでは、現時点で性的行為の証拠や被害届はなく、報道は「面会」と表現されています。
BMSGは12月19日に公式謝罪を発表し、行動の不適切さを認めています。
また、ジャニー氏のケースでは強制性や隠蔽が問題視されましたが、SKY-HIさん側は保護者の承諾を得ていたと主張しています(認識の齟齬の可能性は残りますが)。
社会的規範の観点では、未成年保護を定めた児童福祉法(第34条)や青少年健全育成条例に基づき、深夜の私的接触は倫理的にアウトとされます。
ただし、法的責任の重さは現時点で大きく異なると言えるでしょう。
要するに、SKY-HIさんの行為は道義的には問題があるものの、ジャニー氏のケースとは状況が大きく異なる、というわけです。
SKY-HIの17歳呼び出しによるBMSGの今後は!
「一般社会の常識とは乖離した軽率な行動でありました」SKY-HI、深夜呼び出し報道 事務所・BMSG声明#BMSG #SKYHI #日高光啓 https://t.co/EGUItNF8Tn
— J-CASTニュース (@jcast_news) December 19, 2025
今回の騒動がBMSG所属アーティスト(BE:FIRST、MAZZEL、HANAなど)に及ぼす影響は、決して小さくはないでしょう。
BE:FIRSTは2024年も紅白歌合戦に連続出場、HANAさんは初出場を控える中、Xでは「紅白辞退すべき」との意見も出ています。
スポンサー離れのリスクも高まりますよね。
2023年のジャニーズ事務所問題では、大手企業(日本航空やアサヒグループなど)が広告契約を見直した前例があります。
BMSGの場合、年間売上高は非公開ですが、BE:FIRSTのCD売上(オリコン2023年データで約30万枚)やライブ動員数(1公演あたり平均1.5万人)を考慮すると、ブランドイメージ低下による損失は数億円規模に及ぶ可能性があるかもしれません。
オーディション事業にも影響が予想されます。
過去の『THE FIRST』応募者数は約4.8万人でしたが、今後の信頼低下で応募者減少や保護者の懸念が高まるリスクも考えられます。
SKY-HIさんが「誠実な説明」を怠れば、ファン離れが加速し、BMSGは「パワハラ体質」疑惑(過去のRYOKIさんの女性トラブルやスタッフ退社問題)と重なり、事務所の存続危機に直面するシナリオも考えられるのではないでしょうか。
今回の騒動は、BMSGにとって大きな試練となることは間違いないでしょう。
この騒動の背景には、エンタメ業界特有の「権力と依存の構造」があると言えるでしょう。
プロデューサーや社長といった権力者が未成年タレントに過度な影響力を持つ構造は、ジャニー喜多川氏のケースだけでなく、海外でもハリウッドのハーヴェイ・ワインスタイン事件(2017年発覚の性加害スキャンダル)などで問題視されてきました。
SKY-HIさんの場合、性的搾取の証拠はないものの、深夜の私的呼び出しが「グルーミング」(信頼を築き依存させる行為)とみなされる可能性も指摘されています。
欧米では、この行為自体が法的に問題視されるケースも多いんです。
豆知識として、東京都青少年健全育成条例は1948年に制定され、深夜徘徊や有害環境からの保護を目的としていますが、芸能活動における特例適用は曖昧で、業界の自主規制に委ねられる部分が多いことも、今回の問題を複雑化させている要因の一つかもしれませんね。
- BE:FIRST紅白辞退論も浮上
- スポンサー離れのリスク増大
- 事務所の存続危機も視野に?

