これ意外でした、小栗旬が松本潤を嫌いだったなんて…
むしろ善きライバルっぽい?
そんな感じに見えてた
小栗旬さんと松本潤さんといえば、ドラマ『花より男子』で共演して以来、長く親交を続けていることで知られています。
ところが、二人の関係は最初から良好だったわけではありません。
小栗さんは2026年6月21日放送の日本テレビ系『メシドラ~兼近&真之介のグルメドライブ~』で、若い頃の松本さんについて「すげぇ嫌いだった」と明かしました。
現在の仲の良さを知っているほど、驚く告白ですよね。
ただし、二人の関係が悪いまま続いたわけではありません。
『ごくせん』時代に抱いた「生意気な年下」という印象は、『花より男子』の撮影現場で松本さんの仕事への向き合い方を知ったことで、強い尊敬へ変わっていきました。
単なる仲良しエピソードではなく、相手の見えない努力を知ったことで、印象がひっくり返った話なんです。
ごくせん時代に松本潤を嫌った理由
まず見ておきたいのは、二人が初めて共演した『ごくせん』時代。
小栗旬さんと松本潤さんが共演したのは、2002年に放送された日本テレビ系ドラマ『ごくせん』でした。
当時、小栗さんは19歳、松本さんは18歳。
二人とも俳優として結果を残そうと必死だった時期です。
小栗さんは当時を振り返り、「気合入ってたね。結果残さなきゃと思ってたから」と語っています。
そんな現場で出会った松本さんに対し、小栗さんが抱いた印象は、かなり率直なものでした。
「松本潤が生意気でさ~。すげぇ嫌いだったんだよね」
さらに、「こいつ気に入らねえな」と感じていたことも明かしています。
松本さんのどの言動を「生意気」と感じたのか、具体的な内容までは詳しく語られていません。
そのため、何か大きなトラブルや決定的な確執があったと考えるのは早いでしょう。
当時の二人は、わずか1歳違い。
同じ作品に出演し、それぞれが自分の存在感を残そうとしていました。
ほぼ同世代だからこそ、相手の自信や強気な姿勢が鼻につくこともあります。
年齢が大きく離れていれば受け流せた態度でも、同世代だと妙に引っかかる。
そういうことはありますよね。
小栗さんが松本さんを強く意識した背景には、若い俳優同士のライバル意識もあったのではないでしょうか?
どうでもいい相手なら、「気に入らない」というほど感情は動きません。
反発の強さは、それだけ相手の存在が気になっていた証拠でもあるわけですね。
ごくせん後も残っていた二人の距離
『ごくせん』が終わったからといって、二人の距離がすぐに縮まったわけではありません。
若い頃に抱いた印象は、作品が終わったからといって簡単に消えるものではないでしょう。
一度「この人とは合わない」と感じると、その後も少し身構えてしまいます。
相手が何かする前から、「また生意気なことを言うのでは」と見てしまう。
人の第一印象とは、なかなか厄介ですよね。
その後、二人は再び『花より男子』で共演することになります。
松本さんが道明寺司、小栗さんが花沢類を演じる、物語の中心となる重要な役どころでした。
しかし、小栗さんは再共演が決まった時点で、手放しに喜んだわけではありません。
「あいつとうまくやっていけるかな」
『ごくせん』時代に感じた苦手意識が残っていたため、不安を抱えていたといいます。
ここが、二人の関係のおもしろいところなんです。
現在の仲の良さだけを見ると、昔から気の合う友人だったように思えてしまいます。
実際には、再共演を前に心配するほど距離があった。
友情は、最初から完成していたわけではなかったということなんですよね。
花より男子で知った松本潤の努力
二人の関係が大きく変わったのは、『花より男子』の撮影が始まった頃でした。
撮影のために前乗りした際、小栗さんは松本さんの部屋で一緒に過ごすことになります。
そこで目にしたのは、『ごくせん』時代に抱いていた「生意気な年下」という印象とは、まったく違う姿。
松本さんは『花より男子』の原作漫画を全巻持ち歩いていたといいます。
台本と原作漫画を見比べながら、どのように演じるべきか、小栗さんへ熱心に相談していました。
漫画らしい表現を残したほうがいいのか。
実写ドラマとして自然に見せるには、どこを変えたほうがいいのか。
松本さんは、道明寺司という役だけでなく、作品全体をどう成立させるかまで考えていたのでしょう。
当時の松本さんは、嵐のメンバーとして多忙な時期でした。
歌番組やバラエティー、コンサートなど、俳優以外の仕事も数多く抱えていたはずです。
それでも原作を持ち歩き、細かく読み込み、役について考え続けていた。
小栗さんは、その姿を見て「こいつスゴい」と感じたと語っています。
印象が変わったのは、松本さんが自分の努力を大げさに説明したからではありません。
誰にも見せなくてもいい場所で、黙って準備を続ける姿を見たからです。
「生意気」に見えた自信の裏には、それだけの準備があった。
強い意見を口にできたのも、作品について真剣に考え抜いていたからだったのでしょう。
小栗さんが松本さんに抱いていた反発は、相手の表面だけを見ていたときのものです。
その裏側にある努力を知った瞬間、見え方が一気に変わりました。
嫌いだった相手が変わったのではなく、小栗さんがそれまで知らなかった松本さんの姿を知った。
これが、尊敬へ変わった最大の理由なんです。
尊敬から始まった現在まで続く友情
ここから始まったのが、現在まで続く二人の友情。
松本潤さんの努力を目の当たりにした小栗旬さんは、「この人のために頑張ろう」と思ったと語っています。
少し見直したという程度ではありません。
相手が背負っているものを理解し、自分もその作品を支えたいと感じるほど、強い尊敬へ変わったのです。
その後、二人は『花より男子2(リターンズ)』や映画『花より男子ファイナル』でも共演。
作品が終わってからも、長く親しい関係を続けてきました。
その友情を象徴する出来事の一つが、二人がそれぞれ主演したNHK大河ドラマでの“相互出演”です。
小栗さん主演の『鎌倉殿の13人』最終回には、翌年の『どうする家康』で主演を務める松本さんが徳川家康役で登場しました。
家康が『吾妻鏡』を読む場面が描かれ、二つの大河ドラマがつながる演出となっています。
さらに、『どうする家康』の最終回には、小栗さんが南光坊天海役で出演しました。
前年に松本さんが小栗さんの主演作へ登場し、今度は小栗さんが松本さんの主演作を支える。
二人の関係を知っている人には、特別な意味を感じさせる共演でした。
かつて小栗さんは、松本さんを「生意気で嫌いだった」と感じていました。
それが年月を重ね、互いの大切な主演作を支え合う関係になったのです。
小栗さんの告白が嫌な暴露話に聞こえないのは、嫌いだった過去より、その後に相手の本質を知った過程が中心だからでしょう。
人の第一印象は、必ずしも完全な間違いではありません。
若い頃の松本さんには、小栗さんが生意気だと感じるほどの強さや自信があったのかもしれません。
ただ、その強さだけを見ているうちは、二人は理解し合えなかった。
その奥にある努力と覚悟を知ったことで、反発は尊敬へ変わりました。
相手の嫌な部分が消えたから仲良くなったのではなく、その強さを支えていた本気を知ったから、見え方が変わった。
小栗旬さんと松本潤さんの友情が長く続いている理由は、そこにあるのだと思います。

