元EXILEの黒木啓司さんが逮捕されていた、というニュースが8月7日に流れました。

容疑は、保護命令違反。

殴った、盗んだ、という話ではありません。

裁判所から「近づいてはいけない」と言われていた相手への、連絡

 

相手は、妻の宮崎麗果さん。

去年の暮れに約1億5700万円の脱税が見つかり、この7月に有罪判決を受けたばかりの実業家。

つまりこの夫婦は、1年ちょっとのあいだに、妻が脱税で有罪になり、夫がDVで逮捕されたということ。

 

黒木さん本人も、捕まる直前にこう書き残していました。

「まさに転落人生」

ニュースの見出しだけだと、なぜ連絡をしただけで逮捕になるのかがわかりません。

そこがはっきりすると、この1年の話が全部つながります。

保護命令という言葉を今日はじめて見た人にも伝わるように、この夫婦の転落劇についてわかりやすく解説していこうと思います。

黒木啓司はなぜ逮捕された?

まず、黒木啓司さん(46)が逮捕されたのは、7月28日の午後2時ごろ

容疑は、DV防止法にもとづく保護命令違反です。

妻である宮崎麗果さん(38)の側に、複数回にわたって連絡を入れたとされています。

 

連絡をしただけで、捕まるのか。

捕まります。

この逮捕は、暴力をふるったことに対するものではありません

裁判所が出した命令を破ったこと、そのものが罪になります。

 

黒木さんが芸能界を引退したのは、2022年10月末。

すでにテレビで見かけることはなくなっていた人です。

逮捕は7月28日で、報道が出たのは8月7日。

10日も間があいています。

なぜこれだけ空いたのかは、明らかになっていません。

8月7日の時点でも、黒木さんは警察署の留置場に勾留されたままだと報じられています。

黒木啓司が保護命令で禁止されていたこと

保護命令というのは、DV防止法にもとづいて、裁判所が出す命令のことです。

殴られたり、脅されたりした人が「この人を近づけないでほしい」と裁判所に申し立てて、認められると出ます。

芸能人だから使える特別な制度ではありません。

被害を受けた人なら、誰でも申し立てられます

 

命令の中身は、大きく2つ。

  • 接近禁止命令=つきまとったり、相手の住まいや職場の近くをうろついたりしてはいけない
  • 電話等禁止命令=続けて電話をかけたり、SNSで連絡したりしてはいけない

期間は1年です。

 

黒木さんに対してこの命令が出たのは、今年の2月でした。

申し立てたのは宮崎さんです。

そこから5か月後の7月。

黒木さんは、宮崎さん側へ連絡を入れました。

この命令は、連絡した理由を問いません

話し合いのためでも、謝るためでも、破れば違反です。

宮崎麗果が受けたDVの内容がひどすぎる

では、なぜ2月に命令が出たのかについて見ていきましょう。

その1か月前に起きたことが理由です。

 

その前に、この二人のことを少しだけ。

宮崎麗果さんは、広告の会社を経営している実業家です。

SNSには高級車やブランド品が並び、フォロワーの多いインフルエンサーとしても知られていました。

黒木さんと結婚したのは2021年12月。

宮崎さんにとっては3度目の結婚で、子どもは前の結婚のぶんも合わせて5人います。

世間では「おしどり夫婦」で通っていた二人でした。

 

今年1月17日の夜

都心の高級マンションの一室、夫婦の寝室でした。

激しい口論になり、黒木さんが手を出してしまいます。

宮崎さんは親族に「110番通報して」と助けを求めました。

それで事態が周りに知られ、二人はそのまま別居します。

結果として警察への通報は避けられたそうですが、宮崎さんのけがは軽くありませんでした。

 

診断書に並んでいた傷病名がこちらです。

全身打撲、口内損傷、頭部裂傷及び打撲、頸部損傷

全治2週間。

しばらく首にコルセットを巻いて生活していたといいます。

宮崎さんが離婚を決めたのは、この日のことがきっかけでした。

黒木啓司が子どもに会えなかった理由

7月18日ごろ、黒木さんがインスタグラムのストーリーズに書いた一文がこちら。

「自分は今 1月から子供達とも会えない状況で離婚に向けて話し合いをしています」

これだけ読むと、離婚の話し合いがこじれて会わせてもらえないように見えます。

ところが、実際は少し違うんです。

 

2月に出た保護命令には、宮崎さんだけでなく、子どもについても「面会を求めてはいけない」と書かれていました

期間はこちらも1年です。

会えなかったのは、話し合いがまとまらなかったからではありません。

裁判所が、会うことを求めてはいけないと決めていたからでした。

 

黒木さんは1月の一件のあと、東京を離れて故郷の宮崎県へ移っています。

そして今年の4月、TikTokにこんな動画を上げていました。

宮崎市の天ケ城公園の夜桜を撮っただけの映像で、自分の顔は一度も映していません。

使われていた曲は、finding hopeというアメリカのアーティストの『wish u felt the way i do』。

日本語にすると「君も僕と同じ気持ちだったらいいのに」です。

知人はこの動画について、直接連絡ができなくなった宮崎さんへのメッセージだったのかもしれない、と話しています。

この春、黒木さんは宮崎県から東京へ戻りました。

黒木啓司に残った1500万円の借金

7月18日から19日にかけて、黒木さんはストーリーズを立て続けに更新します。

そこに書かれていたのが、いまの自分の状態です。

「自分に残ったのは HERBACIE LABOを作ったときの借金約1500万です」

「会社はクビになり自分が作った会社から請求されてマジでうける マジ言ってくること893 まさに転落人生」

893というのは、ネットでヤクザを指すときの書き方です。

 

HERBACIE LABOというのは、黒木さんが手がけていた植物療法のサロン。

芸能界を引退したあと、宮崎さんの会社で取締役に名を連ね、自分でもこのブランドを立ち上げていました。

ところが脱税が発覚したあと、その役職を離れます。

残ったのは、立ち上げのときに背負った約1500万円の借金だけ

しかも自分が作った会社から請求が来ている、というのが本人の言い分です。

 

この春から夏にかけて、黒木さんはTikTokのライブ配信にも出ていました。

見ている人がその場でお金を送れる、投げ銭つきの配信です。

視聴者から罵声を浴びながら配信を続ける姿に、かつてのファンからは「見ていられない」という声が出ていました。

宮崎麗果の脱税は関係ある?

では、脱税のほうはどこまで関係しているのか。

起きた順番は、こうでした。

  • 2025年12月=宮崎さんが代表を務める広告会社「Solarie」の脱税が発覚。会社と宮崎さんが起訴される
  • 2026年1月17日=寝室での口論から、黒木さんが手を出す
  • 2026年2月=宮崎さん側の申し立てで保護命令
  • 2026年7月15日=東京地裁で懲役2年6か月・執行猶予4年の判決(会社には罰金4000万円)。7月30日に確定
  • 2026年7月28日=黒木さんが保護命令違反の疑いで逮捕

脱税が見つかってから、1年と少し。

 

黒木さんは、妻の脱税をまったく知らなかったと話しています。

報道によると、事件が発覚したあと、黒木さんは取材から逃れるために家族を連れて一時ハワイへ渡っていました。

そこでは落ち着いて話す時間が取れず、帰国してから改めて夫婦で話し合いの場を持ったそうです。

そのやりとりの中で、黒木さんがどうしても許せないことが起きた、と関係者は語っています。

それが1月17日の夜でした。

 

この流れを知った人からは、黒木さんに同情する声も出ています。

一方で、そこは分けるべきだという意見も出ました。

脱税がなければDVもなかったのかどうかは、報じられている話だけでは決められません。

ただ、宮崎さんが1月に負ったけがは、脱税の金額とは関係なく診断書に残っています

宮崎麗果の代理人が出したコメント

では、宮崎さん側はこの逮捕について何と言っているのか。

取材に答えたのは本人ではなく、代理人の弁護士でした。

「本件は刑事および民事ともに弁護団に一任されており、現在司法手続き中です。宮崎麗果氏や子供らの安全を確保することを最優先しているため、現在取材にはお答えできません」

宮崎さん自身は、この件について一言も話していません

 

そのかわり、動いていたのは仕事のほうでした。

7月に有罪判決を受けたあと、宮崎さんはアパレルブランドを新しく立ち上げ、新作は完売が続いています。

8月5日にはトレーニング中の動画も投稿しました。

公判のあいだに体重が10キロほど落ちていて、その姿には「痩せすぎでは」という心配の声が集まっています。

 

報道が出たあと、本人が何も語らないまま夏を過ごしている人が、もう一人。

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黒木啓司が刑務所に入る可能性

最後は、これから黒木さんがどうなるのかという話。

保護命令に違反したときの罰は、DV防止法で決まっています。

2年以下の拘禁刑、または200万円以下の罰金

拘禁刑というのは、刑務所に入る刑のことです。

 

ただ、保護命令違反で捕まった人がそのまま刑務所へ入るとは限りません。

過去の似た事件では、はじめての違反で、本人が反省していて、相手と話がついている場合、執行猶予がつくことが多いとされています。

執行猶予は、刑は決まるけれど一定期間なにも起こさなければ刑務所に入らずに済む、という仕組みです。

 

ただ、黒木さんの場合はそう簡単でもありません。

命令のもとになったDVでは、宮崎さん側に全治2週間の診断書が出ていました。

相手側は、弁護団を通して取材にも応じないと伝えています。

話がつくかどうかは、まだ見えません。

 

刑事のほうが片づいても、離婚と親権の話し合いはこれからです。

子どもに会いたいという理由で命令を破ったことは、そこでも必ず持ち出されます。

2月に出た保護命令の1年は、まだ折り返したばかり。

黒木さんが連絡をした日、頭にあったのが子どもの顔だったのかどうかは、本人にしかわかりません。

続きが出てきたら、またお伝えしますね。