佐藤勝利は、いまもtimeleszのセンターなのか。

10月1日、事務所の公式サイトに載るグループ写真が7人のものに替わり、真ん中に立つ佐藤勝利の姿に、ネットには「しっくりきすぎる」という声が並びました。

 

ところが本人は今年の夏、テレビ番組でセンターについて「もうそれはSexy Zoneでやり尽くした感じ」と話していたんです。

しかも同じ10月1日、記者の前に並んだ7人の中で、佐藤勝利が立っていたのは右の端でした。

今回は、7人の写真と本人の言葉、それに会見の並びを順番に調べてみたので、わかりやすくまとめていきたいと思います。


7人になった公式写真の真ん中

2026年10月1日、timeleszが所属するSTARTO ENTERTAINMENTの公式サイトで、グループの写真が8人から7人のものに替わりました。

傷害の疑いで逮捕された猪俣周杜との専属契約が、前日付で解除されたためです。

グループは7人で活動を続けると発表されています。

猪俣周杜の契約解除|事件とは別の重大な違反はあったのか2026年10月1日の朝、旧ジャニーズ事務所のタレントが所属するSTARTO ENTERTAINMENTが、timeleszの猪俣周杜と...

同じ日には、発売を予定していたライブのBlu-rayとDVDについても、発売の中止が告げられました。

公式サイトのブログの欄にも、いまは残るメンバーの名前だけが並んでいます。

 

新しい写真は、黒や紺のスーツをそろえた7人が、横一列に並んで立つ1枚。

ちょうど真ん中に立っているのは佐藤勝利だと、ファンはすぐに反応しました。

事件そのものは、決して軽い話ではありません。

それでも、この1枚に向けられた反応は、思いのほか明るいものでした。

「センター顔すぎる」「しっくりきすぎた」「安定感よ」。

「佐藤勝利がセンターである事で、どこのグループかファンじゃなくてもすぐわかる」という声まで出ています。

写真がいつの間に撮られていたのか、という驚きもまじっていました。

 

ただ、顔立ちの良し悪しはこの記事では決めずに、そこはファンのみなさんにお任せします。

気になったのは、同じ流れの中にあった別の声でした。

「奇数だとセンターができる」という声で、この一言が、しっくりくる理由の半分をうまく言い当てています。


8人のころも真ん中に座っていた

アイドルグループの「センター」は、ざっくり言えば、並んだときに真ん中に立つ人のことです。

歌番組の立ち位置、ジャケット写真、雑誌の表紙。

グループの顔として、いちばん目に入る場所にいる人を指して使われる言葉です。

曲によって入れ替わるグループもあれば、ずっと同じ人が立ち続けるグループもあります。

 

ところが、この「真ん中」は人数によって、できたりできなかったりするんです。

7人なら、左から4人目がぴったり真ん中で、両側に3人ずつ、左右がきれいにそろう形になります。

8人だと、真ん中は4人目と5人目のあいだの「すき間」になってしまうんですね。

誰か1人を真ん中に置こうとすると、前に座らせる、2列に分ける、少しずらして立たせる、といった工夫が要ります。

ネットにも「アイドルって5人7人とか奇数だとセンターバシッといるから綺麗なんだよね」という声も。

 

8人だったころのtimeleszも、実際にその工夫をしていました。

雑誌『BAILA』の表紙は、中央に座る佐藤勝利を、ほかの7人が囲むように並んだ1枚だったと報じられています。

座らせて、まわりを囲むという組み方が、偶数で真ん中を作るには必要だったのでしょう。

しかも当時のネットには「勝利くんが真ん中で笑ってて嬉しい」「やっぱり勝利くんセンターがしっくりくるなぁ」という声が寄せられていたそうです。

工夫してまで真ん中に置かれていたのは、8人のころから佐藤勝利でした。

 

振り返ると、このグループの人数は何度も動いています。

  • 2011年9月:5人でSexy Zoneとして結成
  • 2022年12月:マリウス葉が卒業して4人に
  • 2024年3月:中島健人が卒業して3人に(翌4月1日にtimeleszへ改名)
  • 2025年2月:オーディションで5人が加わって8人に
  • 2026年10月:7人に

5、4、3、8、7。

奇数と偶数のあいだを、何度も行き来してきた歩みです。

3人のころは、真ん中は数の上で自然に決まる形でした。

それが8人になって、真ん中は工夫して作るものになり、今回また数が決めてくれる形になったところ。

しっくりくる理由の半分を決めていたのは、この単純な数でした。


本人が話していたセンターの重さ

では、残りの半分はどこから来ているのでしょうか。

それは、佐藤勝利がその場所に立ち続けてきた年月だと思います。

リアルサウンドの記事によると、佐藤勝利は2010年10月30日、14歳の誕生日に事務所のオーディションに合格。

翌年にはSexy Zoneが結成されて、そのままCDデビュー。

メンバーの平均年齢は14.4歳だったそうです。

その中で佐藤勝利に与えられたのが、「それまでのジャニーズにはほとんどなかった、正式な『センター』というポジション」だったと、同じ記事は書いています。

 

本人は、その重さをはっきり言葉にしてきました。

7月18日放送の『アナザースカイ』(日本テレビ系)では、Sexy Zone時代にセンターを任され続けたことについて「人一倍、責任感を感じていた」と話したと報じられています。

プライベートでの遊びや息抜きは「罪のものだと思っていて。なに自由に楽しんでんだよ、って」。

思うように結果が出ない中でも、象徴の場所には立ち続けていたそうです。

 

そして同じ番組で、司会の今田耕司から「やっぱ自分がセンターやりたいって言うのはないの?」と聞かれ、こう答えています。

「もうそれはSexy Zoneでやり尽くした感じ」

オーディションで仲間が増え、苦手だったことを得意なメンバーに任せられるようになったことを、「自由を貰ったなっていうのはすごい思いますね」とも話していたとのこと。

「せっかくだったら違うマインドでやろうって思ってる」「肩の力を入れれば入れるほど、そういうものには遠ざかったりすることが多いので」という言葉もありました。

ネットではいま、「天命」や「宿命」という言葉が飛び交っています。

でも本人は、センターを自分から背負いにいく場所とは、もう考えていないようです。

ネットが盛り上がっている場所と、本人が立っている場所には、少しずれがあるんですよね。


同じ日の会見で立っていたのは右端

写真が替わったのと同じ日、メンバーは記者の前にも並んでいます。

東京・台場のフジテレビで、冠番組『タイムレスマン』の収録の前に開かれた囲み会見でした。

中日スポーツの写真説明によると、並びは左から橋本将生、寺西拓人、原嘉孝、菊池風磨、篠塚大輝、松島聡、佐藤勝利。

真ん中に立っていたのは菊池風磨で、佐藤勝利は右の端です。

 

冒頭で「深くおわび申し上げます」と謝罪の言葉を述べたのも、真ん中の菊池風磨だったと伝えられています。

菊池風磨は猪俣周杜の「手が当たってしまったかもしれない」という供述にも「腹が立ちました」と踏み込み、グループとして受け入れられないという立場をはっきり口にしたそうです。

会見の真ん中は、いちばん重い言葉を引き受ける場所でもあったのでしょう。

 

写真ではど真ん中、会見では端っこ。

同じ日のまったく違う並び方に、ネットでも気づいた人がいます。

ただ、並び順を誰が決めたのかは、報道では分かっていません。

むしろ目を向けたいのは、端に立った佐藤勝利が何を話したか。

「猪俣がしたことは決して許されることはありません」

「ともに活動してきた僕達がどう向き合っていくのか、その姿勢が問われていると思います。今日言葉でお伝えするだけで、信頼を取り戻せるとも思っておりません」

モデルプレスは、この言葉を涙目で語ったと伝えています。

 

自分がどう見られるかではなく、グループがこれからどうするかの話でした。

立っていたのは端でも、言葉は真ん中に立つ人のもの。

センターという言葉には、立つ場所と背負う役目の2つが入っているんですね。

会見の真ん中は、謝罪の言葉を最初に述べる人が立つ場所でした。

写真の真ん中は、グループの顔が立つ場所。

どちらの真ん中に誰が立つかは、その場で何をするかによって入れ替わります。


写真の真ん中と本人の言葉

では、佐藤勝利はいまもセンターなのでしょうか。

写真の上では、7人の真ん中に立っていて、8人のころの雑誌の表紙でも真ん中に座っていました。

けれど本人は、センターをやりたいかと聞かれて「やり尽くした」と答えています。

そして会見では右の端に立ちながら、グループのこれからを話していました。

写真の真ん中にはいまも立っていて、肩書きとしてのセンターは本人のほうがもう降ろしている、というのがいちばん近い答えだと思います。

 

会見の言葉を、長く真ん中に立ってきた人の言葉として受け取った人も。

「前田敦子とかもそうだったけど、センターでしか輝かないセンター属性の人が稀にいる。勝利もそう。ここでがんばってくれ」という声もあれば、「もう気負わなくていいからセンターでアイドル佐藤勝利で居てください」という声もあります。

後ろの声は、本人がこの夏に話していたことと、ちょうど同じ向きでした。

 

そして11月16日には、Sexy ZoneとしてのCDデビューから15年。

5人で始まったグループが、7人で迎える節目です。

「宿命」と言われると、また重たい肩書きを背負わされたようにも聞こえますよね。

でも本人は、前より自由にやるほうを選んでいます。

写真の真ん中に立つ姿も、少し肩の力を抜いて見守りたいところですね。