結婚したばかりの花嫁に「世間にバレた時はどう思われましたか?」と聞く人がいたら、ちょっと引っかかる質問に聞こえますよね。

キャバ嬢オーディション番組『LAST CALL(ラストコール)』のそんな一場面が、2026年10月31日、「フレネミー」という言葉と一緒にネットで回っています。

フレネミーは、友だちの顔をして近くにいながら、実は足を引っぱる相手のことです。

聞いたのは南柚子、聞かれたのはきゃにょんで、2人とも番組で審査員の「クイーン」を務めている人気キャバ嬢。

きゃにょんはその場で、「バレたというか、隠してはなかった、聞かれなかっただけなので」と言い直しています。

この数日、2人はXで激しい言い合いになっていて、その最中に掘り起こされたのがこの場面でした。

そして31日の夜には、きゃにょんが南柚子に直接謝罪の連絡をしたと発表しています。

今回は、きゃにょんと南柚子に何があったのかを、「バレた」発言から今夜の謝罪まで、番組の本編にさかのぼりながら順番に解説していきますね。


「バレた」は9月の結婚会見企画の一問

あの場面の出どころは、番組の公式YouTubeで2026年9月27日に公開された第39回です。

概要欄には「9月24日に番組を収録」とあり、そこから1か月以上たって、急に切り抜きが回り始めました。

この回で、きゃにょんは白いドレスにティアラ姿で登場し、「宇宙一かわいいプリンセスに昇格しました」と結婚を報告しています。

そこから始まるのが、ナレーションいわく「どこよりもホットでどこよりも最速の緊急結婚記者会見」という企画。

審査員のクイーンたちが記者役になり、芸能人の結婚会見のように花嫁へ質問をぶつけていく趣向です。

 

南柚子の質問の前には、別のクイーンからの「お客様にずっと隠してた?」という一問もありました。

きゃにょんは「お客様も彼氏だったので」と、いつものキャラのまま切り返しています。

そのあと夫がスタジオに登場し、交際期間やプロポーズの話をはさんで、司会から南柚子へ順番が回ってきました。

司会の前置きは、「南さんはね、それこそ親友っていうお話でしたけども」。

そこで南柚子の口から出たのが、「世間にバレた時はどう思われましたか?」でした。

本編の流れの中では、記者役が順番に投げていった質問のひとつという置かれ方です。

 

きゃにょんにとって苦しかった10月

では、公開から1か月以上たったいま、この場面が引っかかって見えるのはなぜなのでしょうか。

背景には、10月に入ってからのきゃにょんの苦しい日々があります。

10月27日の夜、きゃにょんはTikTokのライブ配信で、夫から離婚を切り出されたと泣きながら明かしました。

続いて、整形前とされる画像がXで出回ります。

その少し前には、夫婦のYouTubeチャンネルの名前が「100日後に離婚する夫婦」に変わったと報じられていたころです。

そこへ、ホスト版のオーディション番組『HOST CALL』に出ていた男性が、その画像を含む投稿を引用しました。

きゃにょんは強く抗議し、相手が謝ったあとも「しね」という言葉で返しています。

その言葉を南柚子がXで「しねは流石に良くないだろ。」と注意したことから、今度は2人の言い合いになりました。

 

きゃにょんは31日の未明、「Xでの発言について」という動画で南柚子への暴言を謝っています。

cokiによると、動画では整形の画像が出回ったとき、強がってはいたものの実際には深く傷ついていたと振り返り、「取り返しのつかないことをしてしまったな」と口にしていたそうです。

そしてその日の朝、今度は長文を投稿します。

その中で、ラストコールの初日に南柚子から「緊張してるw」と言われたこと、収録中に「噛んだよね今w」と言われたことを挙げ、「明らかに優しさではない言い方」だったと書きました。

「泣きたいのはこちらの方です」という一文もあります。

離婚の話、昔の顔の拡散、そして番組で同じ席に座る人からの言葉。

これだけ重なれば、強い言葉が出てしまったのも無理はないと感じてしまいます。

この長文を読んだ人が、番組の中の南柚子の言葉を見返したくなったのも、自然な流れでしょう。

収録中の言葉がつらかったと本人が書いたばかりなので、「バレた」が意地悪に聞こえたのは、読む側の思い込みではないんです。


「バレた」が指していたもの

きゃにょんの結婚は、本人の発表より先にネットへ出ていました。

ネットメディアのアサ芸プラスによると、発表前に「きゃにょんが結婚している」という情報が出回り、その直後に本人が動画で報告したとのこと。

2026年9月20日、きゃにょんがXで動画を知らせた投稿の言葉は「Xで炎上している件について」でした。

さらに「夫はホストではないか」という噂まで流れると、翌日には夫本人を動画に登場させて打ち消しています。

隠すどころか自分から全部見せてしまう、その堂々とした立ち回りに、ネットでは「潔すぎてマジで好き」という声も出ていました。

番組の会見企画は、その流れのすぐあとに収録されたものです。

南柚子の質問は、先に情報が広まったという順番をなぞった形にもなっています。

 

それでも、きゃにょんは「バレた」をそのままにはしませんでした。

「隠してはなかった、聞かれなかっただけ」と言い直し、いずれ伝えるつもりだった、ピンチをチャンスに変えようと思った、とまで続けています。

アサ芸プラスは、結婚や出産を隠さずに発信するキャバ嬢が増えている流れの一つとして、きゃにょんの発表を紹介していました。

あの言い直しは、人気キャバ嬢の結婚は隠すもの、という見方をそのままひっくり返す一言。

 

気になる人は、あの回の本編が公式チャンネルでいまも公開されています。

結婚会見の企画は5分すぎから始まり、南柚子の質問ときゃにょんの答えは9分すぎ。

前の質問から通して見ると、切り抜きとは少し違った印象を受けるかもしれません。

 

「親友」と紹介された2人

もう一つ、ネットで「フレネミー」と言われる理由になっているのが、「親友」という紹介です。

会見の回で南柚子を「親友」と紹介したのは、司会の前置きでした。

ところがきゃにょんはXで、「シーシャで1回話しただけで親友って表現されてビックリ」と書いています。

シーシャは、水たばこを吸いながら話せるお店のことです。

一方の南柚子は、関係を築いてきた相手だからこそXで公に伝えた、という趣旨の説明をしていたと、ネットメディアのcokiが伝えています。

直接連絡しても返事が得られないと考えた、とも説明していたそうです。

 

きゃにょんにとっては1回話しただけの相手で、南柚子にとっては関係を築いてきた相手。

親友と紹介された2人の距離の感じ方は、最初からかなり違っていたように見えます。

1回話しただけの人から、人前で注意されたり、収録中に「噛んだよね今w」と言われたりすれば、親しみより先に引っかかりが残るのは当然かもしれません。

番組の「親友」という紹介が、かえってその食い違いを見えにくくしていたのでしょう。


謝罪の連絡のあとに

10月31日の夜、きゃにょんはXで、南柚子に直接謝罪の連絡をしたと報告しました。

文面には「私の感情的な言動や暴言によって、南柚子さんを傷つけてしまったことを深く反省しています」とあります。

南柚子のXとInstagramは、cokiによるとこの日の時点で非公開になっているとのこと。

ネットではまだ「フレネミー」という言葉が回っていますが、当事者どうしのあいだでは、話が直接のやりとりへ移り始めました。

 

あの「バレた」にどんな気持ちが乗っていたのかは、正直なところ、本編を見ても画面からは分かりません。

分かるのは、つらい時期のきゃにょんが、南柚子の言葉を優しさとして受け取れなかったということ。

そしてその気持ちを長文に書いたあと、同じ日のうちに、きゃにょんは自分から謝罪の連絡を入れました。

結婚会見で「聞かれなかっただけ」と笑って返していたあのプリンセスのキャラに、また会いたい人は少なくないですよね。