これ面白いのが重低音と縁があるはずのラッパーのYZERRがまさにその重低音で持病が悪化という笑うに笑えない事態となったことなんですよね…
ラッパーのYZERRが、全国ツアー「RICH OR DIE III」の一部公演を中止しました。
理由として本人が明かしたのは、単なる体調不良ではありません。
新居に引っ越してから続いていたという、深夜の大音量と重低音。
YZERRによると、夜12時から朝9時過ぎまで騒音が続く日もあり、まともに眠れない状態が重なったことで、持病の腰痛と潰瘍性大腸炎が悪化したといいます。
高級物件に住んでいても、静かに眠れるとは限らない。
今回の話が多くの人の目に止まったのは、ツアー中止の理由そのものだけでなく、そこにある「生活が壊れていく怖さ」が伝わってきたからではないでしょうか。
では、なぜ公演中止にまでつながったのか。
ここからは、本人が明かした経緯と、そこから見えてくる生活への影響を整理していきますね。
YZERRの全国ツアー中止はなぜ?
まず理由として大きいのは、本人が説明している新居での深夜の騒音トラブルです。
YZERRの全国ツアー中止の理由は、本人の説明によると、新居で続いていた深夜の騒音トラブルによって体調が悪化したためです。
2026年7月3日に開催予定だった広島CLUB QUATTRO公演は、アーティスト本人の身体的な都合によりライブを行うことが困難になったとして中止が発表されました。
その後、7月4日の香川・高松festhalle公演、7月9日の東京・豊洲PIT公演も中止対象となりました。
最初の発表だけを見ると、「体調不良で公演中止」というよくある説明にも見えます。
ただ、その後にYZERR本人がInstagramやXで明かした内容は、かなり具体的でした。
新居に引っ越してから3カ月間、大音量と重低音が部屋に鳴り響き、毎日まともに眠れなかった。
その結果、持病の腰痛と潰瘍性大腸炎が悪化してしまった、という説明です。
ツアーは気合いだけで乗り切れるものではありません。
移動、リハーサル、本番、また移動。
その繰り返しの中で、家に帰っても眠れない。
これでは、体が回復する場所がどこにもなくなってしまいますよね。
中止という判断はファンにとって残念なものですが、本人の説明を前提にすれば、かなり追い込まれた末の決断だったと見てよさそうです。
深夜の重低音トラブルの内容
ここで引っかかるのは、騒音の種類です。
YZERRが訴えた騒音は、生活音のようなレベルではありません。
本人は、夜12時からひどい時は朝9時過ぎまで、大音量と重低音が部屋に鳴り響いていたと説明しています。
さらに、管理会社から注意され、深夜に音を出さない約束をした後も改善しなかったこと。
近隣からの通報で警察が来ても、インターホンに応じなかったこと。
こうした状況も、本人の投稿で明かされました。
ここでしんどいのは、音が「聞こえる」だけではなく、重低音が体に響くタイプの騒音だったという点です。
重低音は、耳をふさげば終わりではありません。
壁や床を通して、振動のように伝わることがあります。
寝ようとしても、体の奥でずっと音が鳴っているような感覚になる。
それが毎晩続くなら、ただの迷惑では済みません。
YZERRは投稿の中で、騒音を出していた相手について「音楽関係者」と表現しています。
ただし、現時点で相手の人物像や詳細が公的に確定しているわけではありません。
そのため、記事としてはあくまでYZERR本人がそう主張している内容として扱う必要があります。
とはいえ、本人がボイスメモの録音にも触れていることから、少なくともYZERR側が相当深刻な被害感を持っていたことは伝わってきます。
「うるさいから眠れない」という一言では片づかない話です。
自宅が休む場所ではなく、耐える場所になってしまった。
今回の問題の重さは、そこにあると思います。
3カ月眠れなかった新居での生活
もう一つ大きいのが、新居の家賃です。
今回の騒音トラブルで特に引っかかるのは、新居が月額200万〜300万円の家賃だと本人が明かしている点ではないでしょうか。
普通に考えれば、それだけ高い家賃の物件なら、防音や住環境も整っていると思ってしまいます。
でも、YZERRは「毎月200〜300万する家賃の場所に住んだからといって生活が保証されるという事はない」といった趣旨の言葉を残しています。
これはかなり生々しい言葉です。
高級物件なら安心。
有名人なら良い環境に住める。
お金を払えば静かな暮らしが買える。
そういうイメージが、今回の話ではきれいに崩れています。
もちろん、実際の物件の構造や管理状況、近隣住民との関係などは外から断定できません。
ただ、少なくとも本人の投稿から見えるのは、高い家賃を払っても、隣人トラブルまでは完全に避けられない現実です。
しかもYZERRの場合、ツアー期間中でした。
ステージに立つ人は、表では強く見えます。
ラッパーという職業柄、なおさらタフなイメージも持たれやすいでしょう。
でも、人間の体はそこまで都合よくできていません。
眠れない日が続けば、判断力も落ちます。
痛みも強くなります。
持病がある人にとっては、体調の波を抑えるだけでも大きな負担です。
ファンの前では平気そうに見せていても、裏では回復できないまま次の公演へ向かっていたのかもしれません。
そう考えると、今回の中止は突然のようでいて、実際には少しずつ限界へ近づいていた結果だったのでしょう。
持病悪化までの流れを時系列で整理
ここは、時系列で見ると分かりやすいところです。
今回の流れを整理すると、ツアー中止までの経緯が見えやすくなります。
- 2026年4月28日、YZERRは東京・豊洲PITで「RICH OR DIE III」のワンマンライブを開催。
- その前後から、新居での騒音トラブルが続いていたと本人は説明。
- 全国各地で公演を重ねる中でも、睡眠不足は解消されなかったようだ。
- 7月3日、本来開催予定だった広島CLUB QUATTRO公演が中止。
- 続いて、7月4日の香川・高松festhalle公演、7月9日の東京・豊洲PITでのファイナル公演も中止。
2026年4月28日の豊洲PIT公演は、全国ツアー本格化前のキックオフ的な公演と見ると分かりやすいでしょう。
同じ豊洲PITでも、4月28日はツアー序盤の大きな公演。
7月9日はファイナルとして予定されていた公演です。
この2つを分けて見ると、春から夏にかけて続いていた活動の最後で、体が限界を迎えたようにも見えます。
本人は、ツアーが始まる前から近隣の騒音トラブルが続いており、2カ月以上まともに寝られないままツアーをしていたと説明しています。
その中で、腰痛と腸の持病が悪化し、身体が動かなくなって地方へ向かえなくなったという流れです。
この時系列を見ると、単発の体調不良というより、睡眠不足とツアーの負荷が積み重なった結果だった可能性が見えてきます。
特に本人が持病として挙げた潰瘍性大腸炎は、体調管理が大きく関わる病気として知られています。
そこに睡眠不足、移動、ライブ本番の緊張感が重なれば、体が悲鳴を上げるのも無理はありません。
もちろん、医学的な因果関係を外部から断定することはできません。
ただ、本人が「眠れない」「身体が休まらない」「持病が悪化した」と説明している以上、ツアーを続けるには危険な状態だったと考えるのが自然です。
ファンからすれば、残り公演の中止は悔しいはずです。
遠征の予定を組んでいた人もいるでしょう。
それでも、ステージに立つ本人の体が動かないところまで来ていたなら、無理に開催する方が危うい。
ライブは一夜限りですが、体を壊した影響はその後も続きます。
ここはかなり難しいところですね。
チケット払い戻しと今後の対応
現実的にまず大事なのは、チケットの扱いです。
中止となった公演については、チケットの全額払い戻しが案内されています。
YZERR側も、少しでも誠意が伝わるような対応をすると説明していました。
ファンがまず確認すべきなのは、購入したプレイガイドや主催者からの正式な案内です。
SNS上の情報だけで判断すると、払い戻し期間や方法を見落とす可能性があります。
特に電子チケットの場合、購入元によって手続きの流れが変わることもあります。
現時点で気になるのは、振替公演があるのか、それとも完全な中止になるのかという点です。
ただ、本人の体調悪化が理由である以上、すぐに再開時期を決めるのは難しいでしょう。
無理に次の予定を出して、また体調を崩してしまえば意味がありません。
今回の件で多くの人が感じたのは、「ツアーが中止になった残念さ」だけではないと思います。
月200万〜300万円の家賃でも眠れない。
管理会社や警察が関わっても収まらない。
その結果、持病が悪化し、仕事まで止まってしまう。
これは有名人だけの特殊な話に見えて、実はかなり身近な怖さがあります。
家は、最後に逃げ込める場所であってほしい。
そこで眠れなくなった時、人は想像以上に早く削られていきます。
YZERRのツアー中止は、単なる「体調不良による公演中止」ではなく、生活の土台が崩れると、どれだけ大きな仕事でも止まってしまうという現実を見せた出来事だったのかもしれません。

