ゆいぴすとは何者?六本木リリックのキャバ嬢がいま話題の理由

ゆいぴすの名前が、このところXのあちこちに流れてきています。
ハロウィンの仮装、キャバクラ経営者の一条響との対談動画をめぐる画角騒動、そして10月8日には「勤め先の店を反社が経営している」という投稿まで。
画角騒動のあと、本人が10月6日の夜に載せたのが、この写真です。
画角あってるかな? pic.twitter.com/raM6zvQXPP
— ゆいぴす (@yuipis18) 2026年10月6日
誕生日会で撮った写真に添えた言葉は、「画角あってるかな?」のひと言だけ。
少し前に自分の投稿から始まった画角騒動を、自分でネタにした投稿でした。
ところがこれには、「何がしたかったんだろう」という声が返ってきています。
そして今度は、反社という言葉を見て「ゆいぴす大丈夫か?」と心配する人まで出てきました。
ゆいぴすの名前で、批判と心配が同時に広がっているんですよね。
そもそも、ゆいぴすとは何者なのか。
今回は、本人が公表している情報と報道で確かめられる範囲から、六本木リリックで働くゆいぴすの経歴と、いま話題になっている理由をまとめていきたいと思います。
LAST CALLで審査員席に座ったキャバ嬢
ゆいぴすは、東京・六本木の高級キャバクラ「リリック東京六本木」に在籍している現役のキャバクラ嬢です。
キャバクラの仕事のかたわら、YouTubeやInstagram、TikTokで発信するインフルエンサーとしても知られています。
Xのプロフィール欄には本人が生年月日を「2002.01.08」と書いていて、この日付どおりなら、いまは24歳。
2026年6月の報道では、Instagramのフォロワーが50万人、YouTubeのチャンネル登録者が21.7万人とされていました。
Xは2024年5月に始めたアカウントで、プロフィールには「毎週YouTube投稿!」とあります。
10月8日にも、ハロウィンの仮装をした新しい動画を告知していました。
僕はイルミ。YouTube見てね。 pic.twitter.com/FkHJB438KW
— ゆいぴす (@yuipis18) 2026年10月8日
ゆいぴすの名前がキャバクラの外まで広く知られるようになったきっかけは、ひとつの番組です。
格闘技イベント「BreakingDown」の運営で知られる実業家の溝口勇児が、ファウンダーとMCを務めるキャバ嬢のオーディション番組「LAST CALL(ラストコール)」。
この番組でのゆいぴすの役は、応募してきた女性たちを審査する側。
関連動画が数百万回再生されることもあったと報じられていて、番組が広がるのと一緒に、審査員としてのゆいぴすの名前も広がっていきました。
「マンジャロ打ちな?」で矢面に立った広告塔
その番組の中のひと言から、2026年の大きな騒動が始まります。
5月26日に公開された「LAST CALL」の回で、ゆいぴすは応募者に「マンジャロ打ちな?」と声をかけ、自分も「1ヶ月で5kg痩せました」と話していたそうです。
マンジャロは、日本では2型糖尿病の治療薬として承認されている薬。
やせる目的で使ったときの安全性や効き目は確かめられていない、というのが厚生労働省の説明です。
しかも番組の中では、マンジャロを扱うオンライン処方サービスに溝口勇児が出資していることと、そのサービスの公式アンバサダーにゆいぴすが就くことも明かされていました。
薬の宣伝のしかたを決めた法律(薬機法)に触れるのではないか、という批判が一気に集まったと報じられています。
6月3日、ゆいぴすはスーツ姿の動画で謝罪しました。
自分の発信について「その判断は誤りでした」と認め、アンバサダーを辞退したうえで、キャバクラ以外のインフルエンサーとしての活動を休むと発表しています。
「LAST CALL」や関連のイベント、ほかの番組への出演も辞退すると説明していました。
同じ日、溝口勇児はXにこう書いています。
番組でもSNSでも、ゆいぴすばかりに批判が集まってしまっていることを申し訳なく思います。
以前も書いた通り、今回の責任は出資者の一人であるおれや運営サイドにあります。批判されるべきは我々です。… https://t.co/aakN3dQE3o
— 溝口勇児 | YOAKE Group CEO (@mizoguchi_yuji) 2026年6月3日
番組を作った側が、ゆいぴすひとりに批判が集まっていることを謝っていたんです。
溝口勇児の元交際相手として知られるYouTuberのてんちむも、「広告塔のゆいぴすちゃんより責任とるべき人たちいると思うんですけど」と投稿しました。
謝罪の中でゆいぴすは、契約書に署名はしておらず、売上に応じた報酬も広告モデルの費用も受け取っていない、とも説明していたとのこと。
それでも、溝口勇児自身が書いていたとおり、批判が集まった先はゆいぴすでした。
インフルエンサーとしての活動は休んでも、キャバクラには出続けていたそうです。
8月12日、約2か月ぶりにYouTubeを更新したゆいぴすは、休んでいたあいだのことを「とりあえずリリックフル出勤してた」と振り返っています。
店にいるときが「一番安心してたっていうか、一番楽だった。メンタル的に」とも話していました。
謝罪動画については「出したのは間違ってはないと思ってるし、後悔はしてません」と言い、そのうえで「反省もしてます」と、あらためて頭を下げていたと伝えられています。
画角騒動の2日後に自分でネタにした投稿
活動を休んだあとにゆいぴすが出演したのが、一条響のYouTubeです。
一条響は、六本木でキャバクラを経営しながら、自分も店に立っている人。
10月2日に、対談動画「休止明けのゆいぴすが響だけにすべてを語る」が公開されました。
ところが10月4日の夕方、ゆいぴすはXにその動画への不満を書き、すぐに消しています。
そこには、その動画について「自分だけ画角引いて顔小さく見せてるのずっとなんで?と思ってた」と書いた一文があり、消される前の画面の写しが一気に広がりました。
同じ日の夜、一条響は、動画を本人の希望で非公開にしたと報告しています。
撮影は6月で、公開前に確認を取っていたこと、画角を操作したという指摘は事実と異なることも、あわせて説明していたそうです。
その2日後、10月6日の夜に出たのが「画角あってるかな?」の写真でした。
ただ、引用には「一条響側は動画も消してこの話おしまいってツイートしてるのに」「さすがにおもんない」という声も出ています。
10月7日と8日にかけては、ハロウィンの仮装が回っていきました。
仮装したのは、漫画『HUNTER×HUNTER』に出てくる暗殺者一家の長男、イルミです。
白塗りの顔に長い黒髪、緑の衣装までそろえた姿は、「完成度高すぎてやばい」という投稿とともに広がっていました。
動画のタイトルには、マンジャロ騒動のときに名前が並んだ溝口勇児の名前も、そのまま入っています。
ハンター試験に出る溝口勇児とヒソカとイルミ。【終わった人 /ゆいぴす】https://t.co/S1NW7gEqRi
— ゆいぴす (@yuipis18) 2026年10月8日
「反社がやってる店」という投稿の確かめ方
その流れの中で、10月8日の夕方に出てきたのが、ゆいぴすの勤め先の経営者を「反社」だとする投稿でした。
経営者の家族の国籍や肩書きまで書き添えられていて、引用した人たちからは「反社が経営してるのか、ゆいぴす大丈夫か?」「おっかないわね」という声が続いています。
ただ、この投稿には、報道や記録といった根拠が1つも添えられていません。
報道を探しても、同じことを伝えているものは見つかりませんでした。
そして、この投稿が名指ししているのは、ゆいぴす本人ではありません。
書かれているのは店を経営している人物のことで、ゆいぴすの名前は、その人物の話を読ませるために先頭へ置かれている形なんです。
では、もし本当に反社が店を経営していたら、どうなるのでしょうか。
キャバクラは法律の上では「風俗営業」のひとつで、営業所ごとに、都道府県の公安委員会の許可を受けなければ開けません(風営法第3条)。
その許可の基準は第4条にあり、公安委員会が「許可をしてはならない」相手として、次のような人たちを挙げているんです。
- 集団で、または常習的に、暴力的な違法行為をするおそれがあると認めるに足りる相当な理由がある者
- 役員にそうした人がいる会社
- そうした人が、出資や融資などを通じて事業に支配的な影響力を持っている者
許可を出したあとにこうした事実が分かれば、公安委員会は許可を取り消すことができる、とも第8条に書かれています。
「反社がやってる店」が本当なら、それは公安委員会が許可をどうするかの話で、Xの投稿で決まる話ではありません。
許可の基準を並べた第4条に経営者の国籍を問う項目は1つもなく、法律が経営者について確かめているのは、どこの国の人かではなく、どんなことをするおそれがあるか、なんです。
根拠のない悪口を投稿すると、名誉毀損罪や侮辱罪に問われる場合がある、と政府広報も呼びかけています。
SNSでのその投稿、誹謗中傷かもしれません⚠️
たとえ軽い気持ちでも、根拠のない悪口を投稿すると、名誉毀損罪や侮辱罪に問われる場合があります。
また、匿名であっても発信者を特定することができます。ルールやモラルを守り、正しい利用を心がけましょう。https://t.co/AtCipwgPCg@MIC_JAPAN pic.twitter.com/GZYakaMsYD
— 政府広報オンライン (@gov_online) 2026年6月11日
ゆいぴすを心配した人たちの気持ちは、とても自然なものでしょう。
ただ、その心配のもとになっている投稿は、いまのところ何ひとつ確かめられていません。
本人のひと言も噂も同じ速さで回る名前
ゆいぴすの2026年を振り返ると、話の始まり方はばらばらです。
- マンジャロ騒動は、本人の番組での発言から始まった。ただ、出資していたのも番組を作ったのも別の人で、その人自身が「批判されるべきは我々」と書いていた
- 画角騒動も、本人の投稿から始まった。そこから先は、2人の顔の大きさを比べる話へ移っていった
- 今回の投稿が名指ししたのは、店を経営する人物
始まりが本人のひと言でも、本人と関係のない噂でも、最後には「ゆいぴすの話」として回っていきます。
「画角あってるかな?」のひと言が、本人の思いとは別に、一条響への態度の話として読まれたのも同じ形です。
名前が知られるほど、本人が何を言ったかより、その名前が出たこと自体が先に届いてしまうんですよね。
それでも本人は、画角騒動の投稿を消した同じ日に、こんなことを書いていました。
でも応援してくれる人達いっぱい居るから頑張るよう!
SNSは好きだし(^^)
みんないつもありがとう(^^)— ゆいぴす (@yuipis18) 2026年10月4日
マンジャロ騒動のあとも店に出続け、画角騒動の日にも「SNSは好きだし」と書いていた24歳のキャバ嬢。
次にその名前が流れてきたときは、噂より先に、本人がいま何を書いているかを見ておきたくなりますね。
