子どもを預けて、ふたりだけで座ったお寿司屋さんの席。

2026年10月31日に公開されたヒカルのYouTubeの動画で、恋人の加藤神楽が涙を見せました。

語られたのは、子どものころ父親の暴力から保護され、施設で育ったという過去です。

この過去は、5月にヒカルの誕生日を祝った手紙でも、本人が読み上げていたもの。

ただ、長い動画を最後まで見ると、彼女が涙ぐんだのは過去の話をした場面だけではありませんでした。

今回は、加藤神楽が語った家庭事情と、頼れる実家がない子育ての現実を、わかりやすくまとめていきたいと思います。

加藤神楽が手紙で明かした生い立ち

加藤神楽は、ヒカルと一緒に暮らし、息子のハクと親子でヒカルの動画に出ている女性です。

2026年5月29日、ヒカルは「大切な人たちと35歳の誕生日を過ごしました」という動画を公開していて、その中で彼女がヒカルへの手紙を読み上げています。

「父に虐待されて施設で育って、施設でもはみごにされたり、転校先でもいじめられて居場所がなくて、私の人生本当に楽しくなかった」

「はみご」は、仲間はずれのこと。

お祝いの席で読む手紙に、彼女はこの一文を入れていたんですよね。

10月31日の動画で、彼女はその先をもう少し詳しく話しています。

幼いころに両親が離婚し、お父さんのもとで育ったとのこと。

お母さんのもとには引き取られず、お父さんの暴力がひどくなったところで、児童相談所の人が来て保護されたそうです。

ヒカルが「親のことを100%信用できひんってことやろ」と聞くと、彼女は親どころか、誰のことも信用できないかもしれないと返していました。

親どころか、のひと言が重く残ります。

 

預け先がなくて、まずお母さんへ

この話が出たのは、子どもがいない食事は特別だ、という会話の流れでした。

彼女はヒカルと出会う前、息子と2人だったころの子育てをふり返って、育児の悩みを1人で全部解決しなきゃいけなかったと話しています。

妹に頼りすぎるのもよくないと思っていたそうです。

離婚して1人で育てることになったときは、すぐに子どもを預けられる先もなく、仕事にも行けなかったといいます。

そこで最初に連絡したのが、離れて暮らすお母さん。

子どものころに引き取られなかった相手ですが、大人になってからは連絡が取れる間柄で、仲は「いいっちゃいいかな」とも話していました。

返ってきたのは、「3ヶ月後なら行ける」という答え。

彼女は「お母さんの事情もあるけど」と前置きしたうえで、それがすごく心に来たと話しています。

 

ヒカルはこの話を受けて、ふつうなら自分の母親に助けてもらえる場面でも、神楽にはそれがなかった、と言葉を足していて。

そのうえで、こう続けました。

「ハクの味方はいっぱいおるやん」

まわりは自分の従業員や友達ばかりで、みんながハクをかわいがってくれるけれど、神楽の味方は誰がいるのかと考えたら妹くらいしか思い浮かばない、とヒカルは話していました。

だから自分がいちばんの味方をやるのが大事だと思った、という話です。

この夜、彼女が涙ぐんだ理由はもうひとつあります。

デートはいつも自分から誘っていて、ヒカルから「2人で食べに行こう」と言われたのは久しぶりだったそうで、「舞い上がっちゃった」とうれしそうに話していました。

ずっと自分から動いてきた人が、ひさしぶりに誘ってもらう側になれた、ということですね。

過去の話から始まったこの夜の会話は、最初から最後まで、いま誰に頼れるかをめぐっていたんです。

「母親何してんの」の声とカメラの外

動画の中では、彼女に届いている声のことも話題になっていました。

保育園の送り迎えをヒカルがしていることに「母親何してんの」と言う人や、ヒカルのお金を吸い取っているように思う人がいる、という話です。

長く見てきたファンからは、彼女の出る動画が増えたことを理由に、見るのをやめるという声も出ています。

彼女は、自分へのアンチにがっかりすることはないけれど、自分がいなければヒカルの視聴者が1人でも増えていたのかな、と感じてしまうとも話していました。

そして、自分がヒカルの動画に出すぎると足を引っ張るのではないか、もうYouTubeに出ないほうがいいのではないか、とヒカルに相談していたそうです。

5月の手紙にも、「神楽じゃない方がヒカルのためなんじゃないかなって思ってた」という一文があります。

同じ迷いを、5か月たってもまだ抱えていたんです。

 

ヒカルの答えは、はっきりしていました。

保育園の送り迎えは自分が行きたくて行かせてもらっているだけで、料理や掃除は自分がやりたくないので彼女に譲ってもらっている、とのこと。

そして、自分の1日に密着した動画だから「俺の視点しか見えてない」と話しています。

彼女の1日に密着すれば、頑張っているところもいっぱい見えるはずだ、とも。

カメラが追っているのはヒカルの1日なので、画面に映らない時間の家事や子育ては、見ている側には届きません。

ヒカルは「俺が結婚してないのは悪いと思うで」とも言っていて、結婚していればお金は2人のものになり、誰も文句を言わなくなる、と話していました。

親を頼れないまま子どもを育ててきた人に、まず「母親何してんの」が飛んでくるのは、聞いていて少しやりきれません。

 

実家に頼れない人の預け先

では、彼女のように実家を頼れない人は、急に預け先が要るときにどうすればいいのでしょうか。

離婚した直後の彼女のように、すぐ預け先が必要なのに身内にはすぐ来てもらえない場面は、実家に頼れない人なら誰にでも起こりうることです。

そんなときのために「子育て短期支援事業」という制度があります。

制度そのものは国のもので、実際に受け付けているのは市区町村です。

説明がわかりやすい千葉県の案内では、保護者の病気や仕事などで子どもを一時的に育てられないときに、児童養護施設などで一定期間、子どもを預かる事業として紹介されているんですね。

泊まりで預かる「ショートステイ」と、平日の夜や休日に預かる「トワイライトステイ」があって、理由には「育児不安や育児疲れ」も入っています。

 

ただし、使うには事前に住んでいる市町村への申請が必要で、利用の条件や料金も市町村ごとに違うのが難しいところ。

そもそも実施していない町もあり、役所で「子どものショートステイはありません」と言われたという投稿には、多くの反応が寄せられていました。

困ってから調べ始めると、手続きが間に合わないことがあります。

実家に頼れない人ほど、困る前に一度、住んでいる市区町村の子育ての窓口で「子どものショートステイはありますか」と聞いておくと安心です。

 

手紙で「居場所がなくて」と書いた彼女は、いま、味方は誰かという話ができる人の隣にいます。

実家に頼れない人も、その味方のひとつを、困る前に自分の町で見つけておけるといいですね。

ヒカルが恋人の息子に優しすぎる…実の子説まで出た理由1歳の男の子が、ヒカルの手をにぎって保育園まで歩いていく。 【人生初】ヒカルがハクの保育園への送り迎えをすることになりました ht...