子ども向けの料理番組で、主人公の女の子を演じていた小学生がいました。

その子が結婚したと聞けば、まずはお相手がどんな人なのか気になりますよね。

ところが、名前が出てきたのは、スペインのクラブで戦っているサッカー日本代表でした。

 

2026年10月2日の夜、俳優の福原遥とサッカー日本代表の久保建英が、それぞれのインスタグラムで結婚を発表しています。

交際がまったく報じられていなかったなかでの、まさに電撃婚。

「まいんちゃん!」という声と一緒にネットで聞こえてきたのが、「スペインに行くの?」「仕事はどうなるの?」という素朴な疑問でした。

福原遥は、久保建英のいるスペインへ移住することになるのか。

今回は、福原遥のスペイン移住はあるのかを、報道で伝えられていることと先輩カップルたちの例をまとめながら調べていきたいと思います。


報告文にスペインの文字はなかった

ふたりが載せたのは、同じ文面の連名の報告と、左手の指輪を見せて並ぶ2ショット写真だったそうで、報告文は「いつも応援してくださる皆様へ」という呼びかけで始まる、ていねいな文面でした。

「この度、私共、久保建英と福原遥は結婚致しましたことをご報告させていただきます」

続けて「お互い幼い頃から沢山の方の支えがあって今があります」と感謝をつづり、「共に助け合い、笑顔あふれる温かい家庭を築いていきたいと思っております」と書いています。

 

福原遥は28歳で、久保建英は25歳。

スポーツ報知は「2人の交際が報じられたことはなく、まさに電撃のゴールインとなった」と伝えていて、ネットに「マジか!」と「まいんちゃん!」が同時に並んだのも無理はありません。

「ふたりともついこないだまで小学生だったのに!」と、親戚の子の結婚を聞いたような声まで出ていました。

出会いについては、NEWSポストセブンが知人の証言として、久保建英の“猛アタック”を福原遥が「1、2年スルーしていた」という話を伝えていますが、ふたり自身はまだ何も語っていません。

デイリースポーツによると、日本代表の仲間たちもすぐに反応していて、田中碧は投稿から5秒で「Here we go」とコメントし、鈴木彩艶も「おめでとうございます!!」と祝福したそうです。

 

ただ、この報告文を最後まで読んでも、どこで暮らすのかは一言も書かれていません。

スペインという言葉も、日本という言葉も出てこないんです。

書いてあるのは、「共に助け合い」という約束だけでした。


関係者が伝えた日本で仕事を続ける話

久保建英がプレーしているのは、スペイン北部の街サン・セバスティアンを本拠地にするレアル・ソシエダードで、2022年に正式にこのクラブへ移ってから、いまもスペインのリーグで戦っています。

一方の福原遥は、2022年の連続テレビ小説(朝ドラ)『舞いあがれ!』でヒロインを務め、2025年には大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』にも出演した俳優。

ふたりの仕事場は、国ごと離れています。

発表の直後に「ずっとスペインにいるのにどこで出会うの!?」という驚きが出たのも、この距離があるからでしょう。

「福原さん、スペインに舞い上がれか」と、朝ドラのタイトルにかけた人までいたほど。

 

では、結婚したらどちらかが相手の国へ移るのでしょうか。

スポーツ報知は、関係者の話として「福原は妊娠しておらず、変わらず日本で仕事を続けていく」と伝え、日刊スポーツとデイリースポーツも、関係者によると福原は今後も仕事を続けると報じていました。

ここで出てくる「関係者によると」は、本人の発表ではなく、事務所などふたりに近い人へ記者が取材して得た話、という意味の言い方です。

報告文そのものには書かれていない、報道の側の言葉。

  • 分かっていること:10月2日に結婚を発表した。福原遥は妊娠しておらず、日本で仕事を続ける。
  • 分かっていないこと:ふたりがどこで一緒に暮らすのか。どの時期をどちらの国で過ごすのか。

福原遥がスペインへ移り住むという話は報道に出ておらず、久保建英が日本のクラブへ戻るという話もありません。

ふたりが一緒に暮らす場所がどこになるのかは、まだ出てきていないんです。

 

「えっ、結婚してもバラバラに暮らすの?」と心配になった人もいるかもしれませんね。

ネットにも「仕事は続けるって書いてるけどスペイン移住はせんのかな??」という声がありました。

ただ、「日本で仕事を続ける」と「日本だけで暮らす」は、同じ意味ではないと思います。

撮影の合間をどう過ごすのか、どの時期をどちらの国で一緒にいるのか、その細かい形はふたりが決めていくもので、外からは見えないもの。

報道が伝えたのは、そのうちの「仕事は止めない」という一点だけ。


平愛梨は仕事を休んで海を渡った

同じ「サッカー日本代表と俳優」の結婚でも、ひと昔前には別の形がよく知られていました。

まず思い出すのは、長友佑都と平愛梨でしょう。

ふたりは2017年に結婚し、平愛梨は芸能活動を休んで、夫がプレーしていたイタリアへ移り住みました。

そこからトルコ、フランスと夫の移籍についていき、日本へ帰ってきたのは2021年のことだそうです。

ただ、海外での暮らしには苦労もありました。

女性誌『美ST』のインタビューには「いつもお風呂で泣いていました」という見出しがついていて、慣れない海外での暮らしや子育てについて、本人が語っています。

 

その長友佑都が、今回の発表のあとXに投稿したのがこの言葉でした。

「アモーレ」はイタリア語で「愛する人」という意味で、長友佑都が平愛梨を表した言葉として、2016年の流行語になるほど話題になった言葉。

自分たち夫婦の合言葉で後輩を祝うところに、先輩らしさが出ています。

 

では、いちばん最近の例はどうでしょうか。

2026年8月2日には、福原遥と同じ事務所・研音の先輩である川口春奈が、ヨーロッパのクラブでプレーする日本代表の板倉滉との結婚と、第1子の妊娠を発表しています。

このとき伝えられた仕事の方針は、「体調と相談しながら続けていく」というもの。

このときもモデルプレスなどが伝えたのは仕事の方針までで、住む場所には触れていません。

 

川口春奈も福原遥も、結婚の報告と一緒に「仕事を続ける」と伝えられた形です。

平愛梨のように一緒に海を渡る道も、仕事を続ける道も、どちらかが正しいという話ではありません。

選ぶ形が、夫婦ごとに違ってきているんです。


10歳でスペイン、小4でまいんちゃん

久保建英にとっては、生まれた国から離れて暮らすこと自体が、子どものころからの日常でした。

結婚報告の「お互い幼い頃から」という一文に、ふたりの経歴を重ねた投稿もあります。

久保建英は2015年にいったん日本へ戻ってFC東京の下部組織(プロのクラブが育てている子どもや若手のチーム)に入り、16歳でプロ契約を結んでから、2019年にふたたびスペインのレアル・マドリードへ移りました。

そこからマジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェと渡り歩き、2022年にたどり着いたのが今のレアル・ソシエダードです。

 

福原遥は、小学1年生で子役を始め、小学4年生のときに『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』で主人公のまいんを演じています。

番組は2009年から2013年まで続き、そのあとはプリキュアの声や朝ドラのヒロインへと、仕事の幅を広げてきました。

どちらも、小学生のうちから大人に交じって仕事の場に立ってきたふたり。

ネットには「小さい時から芸能界にいたのに今まで一度も熱愛が出ていなくて誰よりも仕事熱心で真面目で努力家で」と、福原遥の歩みをずっと見てきたファンの声もありました。

交際がまったく知られていなかったことも、裏を返せば、それだけ仕事に向き合ってきた時間が長かったということなのかもしれません。

 

福原遥がスペインへ移住するかどうかは、いまのところ発表されていないまま。

それでも、国を離れて暮らすことに慣れた久保建英と、子どものころから日本の現場で働いてきた福原遥にとって、「どちらの国で暮らすのか」は、外から見るほど大きな問いではないのかもしれません。

ふたりとも、自分の仕事場を自分で守ってきた人です。

その仕事場を手放さないまま家族になるという選び方は、このふたりらしいと思います。

 

これは、芸能人やスポーツ選手だけの話でもありません。

転勤や単身赴任で、家族が別々の町で暮らしている家は、私たちのまわりにも普通にあります。

もし仕事の都合で離れて暮らす時期があっても、それで家族でなくなるわけではありません。

離れていても家族は家族で、どこに住むかは、その家ごとに決めていけばいいものなんですよね。

ふたりがこれからどの国で、どんなふうに暮らしていくのかは、まだ外からは分かりません。

まいんちゃんを見て育った人も、久保建英の挑戦を追ってきた人も、共にお祝いしたいところですね。