Snow Man当落の落とし穴…行けない札幌ドームが当たるカラクリ

当たったのは、行けない場所でした。
今日はそういう当落画面が、Xに流れています。
2026年9月10日、Snow Manの5大ドームツアー「ALL SUITE」のファンクラブ先行の結果が出ました。
そこで並んでいるのが、応募していないはずの札幌ドームに当たっているという戸惑いの声です。
Xにも、こんな投稿がありました。
北海道は遠くて行けないから応募していないのに当たっている、支払いもできないし、バグか誤送信ではないか。
結論から先に書くと、バグではありません。
そして、その人が特別うっかりしていたわけでもなくて。
同じ場所でつまずいた人は、ほかにもいました。
「いつでもどこでもいい」という欄に、落とし穴があったんです。
今回は、行けない会場が当たるカラクリと、当たってしまったときにどう動けばいいのかを、わかりやすく解説していきたいと思います。
応募していない札幌がなぜ当たるのか
まずは、今回のツアーの形を押さえておきましょう。
「Snow Man DOME TOUR 2026-2027 ALL SUITE」は、5つのドームを回る全18公演です。
先頭に来るのが北海道の大和ハウス プレミストドーム、いわゆる札幌ドームで、10月30日から11月1日までの3日間。
そこからバンテリンドーム ナゴヤ、みずほPayPayドーム福岡、東京ドームと続いて、年をまたいで京セラドーム大阪で終わります。
日程が発表されたのは8月14日でした。
【一覧】Snow Man、5大ドームツアー開催へ “18公演”の日程を発表
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2026年8月14日
ファンクラブ先行の受付は、その8月14日の11時から18日の12時まで。
2枚で申し込む人は、19日の18時までに同行者を登録しておく必要がありました。
そして結果が出たのが、今日9月10日です。
チケットは1枚11,000円で、全席指定。
入金の期限は9月14日の23時59分までとされています。
ここまでは、いつものツアーと同じ流れ。
違ったのは、当落が出たあとのタイムラインの温度でした。
行きたかった人が落ちて、行けない人が当たっている形。
その2つが、同じ時間のタイムラインに並んでいたからです。
いつでもどこでもいいの本当の範囲
種明かしは、申込フォームの最後にあります。
このフォームで自分で選ぶのは、行きたい公演の第1希望から第3希望まで。
そのあとに、もう1つだけ欄が続きます。
第4希望として「いつでもどこでもいい」を選ぶかどうか、という欄。
ここに印を入れておくと、第1から第3までの希望がすべて外れたときに、次の抽選へ回してもらえます。
問題は、その「どこでも」がどこまでを指しているのか。
いつでもどこでもいいの範囲は、全国18公演すべてです。
自分が書いた第1から第3希望の地域の中で、という意味ではありません。
福岡と東京だけを書いた人でも、札幌が当たり得るということ。
冒頭の投稿をした人も、あとから自分でこう書いていました。
福岡だったら福岡の中でいつでもどこでもいい、という意味だと勘違いしていた、と。
リプ欄には、同じ説明をしに来た人が何人もいました。
自分で公演日を選ぶのは第3希望までで、第4希望は「いつでもどこでもいい」だから、そこにチェックが入っていたのではないか。
誤送信でも何でもなく、普通に当選です、と。
言われてみればそのとおりなのですが、申込画面のあの一行から、そこまで読み取れる人ばかりではありません。
リアルタイム検索をのぞいてみると、こんな投稿もありました。
第1から第3希望で応募した地域の中でいつでもどこでもいい、という意味だと思っている人がいるらしい、それでようやく文句の出どころが分かった、と。
つまり、読み違えているのは1人ではないという話。
「いつでもどこでもいいを選んだときのあるある、北海道が当選する」と書いている人もいて、今回が初めてでもなさそうです。
気になったのは、同じ投稿に集まった反応の温度が、場所によって違っていたところ。
リプ欄はさっきのように、順を追って仕組みを教える書き込みが並んでいました。
一方で引用のほうをのぞくと、「ど素人すぎて草」「なんでこんな初心者ばっかりなの」と、まるで温度が違うんです。
同じ勘違いでも、隣で見ている人と離れて見ている人とで、返るものが変わるということですね。
道民が落ちるのはおかしくないか
きついのは、当たってしまった側だけではありません。
札幌の公演を第1希望から並べて、それでも全部落ちた人たちです。
第1希望から第4希望まで全部北海道にしたのに全滅だ、まずは近くの人から当ててほしい。
そういう投稿も、当落が出たあとのタイムラインに流れています。
ちゃんと応募要項に書いてあるのだから読んでほしい、それでどれだけの道民が泣いていると思っているのか、という声も。
気持ちとしては、いちばんきついところだと思います。
行ける人が落ちて、行けない人が当たる形になるので。
ただ、これは順番を無視して抽選されたという話ではないようです。
第1希望から順に空きのある会場へ割り振られて、そこが埋まっていた人だけが第4希望の対象になる、というのが応募の仕組みだと説明されています。
それでも外れる人が出るのは、希望した人の数が席の数を超えていたからでしょう。
倍率も申込数も公表されていないので、どれくらい超えていたのかは分かりません。
分かっているのは、地元で外れた人と遠くから回ってきた枠が、同じ3日間に並ぶということだけ。
その並びを見て理不尽だと感じるのは、まったく自然なことです。
ちなみに、逆の方向で困っている人もいました。
会場も日付も席もそちらで決めてくれていいから、全部おまかせで申し込める選択肢を作ってほしい、という投稿です。
どこでも行くと決めている人にとっては、第3希望まで律儀に埋める作業のほうが、むしろ余計だったりもするわけで。
第4希望の欄は、ある人には落とし穴で、ある人には足りない道具。
そう考えると、この一行はなかなか難しい場所に立っています。
行けない当選はどう降りればいいのか
では、行けない会場に当たってしまった人はどうすればいいのか。
実際、当落が出たあとに「絶対に入金しないといけないのか」と聞いている人もいました。
答えは拍子抜けするほど簡単で、入金しなければ大丈夫です。
辞退の申請をしたり、事務局へ連絡を入れたりする必要はありません。
9月14日の期限を過ぎれば、当選は自動的にキャンセル扱いになります。
そして、空いた枠はそのまま消えるわけではないとのこと。
入金されなかった席は、落選した人の中から改めて抽選されると言われています。
いわゆる復活当選として案内が届く形で、時期の目安は入金の締め切りから2〜3週間後あたり。
つまり、払わないという選択がそのまま、誰かの席になります。
リプ欄でも、まさにその説明をしている人がいました。
支払わなければ再抽選に回るので、落選した人にチャンスが来ますよ、と。
投稿した人も「そうします」と返していて、そこで話は落ち着いていました。
1つだけ気をつけたいのが、席の渡し方です。
行けないのだから誰かに譲ればいい、と考えたくなりますよね。
ただ、ファンクラブのチケットは、本人と登録した同行者のためのもの。
今回も、2枚で申し込むなら8月19日までに同行者を登録しておく決まりでした。
定価だから大丈夫、という話でもありません。
転売については、Snow Manが所属するSTARTO ENTERTAINMENTが法的な手続きを続けているところ。
2026年3月13日には2,000万円を超える損害賠償を求める訴訟を起こしたことも、自社サイトで公表しています。
行けないと分かった時点で、いちばん角が立たないのは何もしないことでした。
おまかせ欄はどこまでがおまかせか
Snow Manのチケットにかぎった話ではない、というのがこの形のややこしいところ。
抽選の申し込みには、性格の違う2種類の欄が並んでいます。
- 自分で範囲を決める欄(日付・会場・席の種類)
- 範囲を相手に預ける欄(おまかせ・いつでもよい・指定なし)
前のほうは書いたとおりに扱われるので、迷いようがありません。
毎回つまずくのは、あとのほう。
理由ははっきりしていて、預けた範囲がどこまでなのかが、その欄の中には書かれていないからです。
書いてあるのは、たいてい別のページにある応募要項や注意事項のほう。
申し込む側は、直前まで自分で条件を書いていた勢いのまま、この欄も自分の条件の続きとして読んでしまうんです。
けれど主催する側は、この欄を「条件を外した人」の枠として使っています。
同じ一行を、片方は絞り込みの続き、片方は絞り込みの解除として読んでいる形。
ずれが生まれるのは、ここです。
だから、当てるべき問いは1つだけ。
おまかせの範囲は、自分の条件の中か、それとも全部の中か。
ホテルの部屋タイプおまかせプランのように、範囲が最初から狭いものもあります。
一方で、行き先そのものを預けるタイプの旅行商品もありますよね。
言葉はどちらも「おまかせ」ですが、預けている量がまるで違います。
チェックを入れる前に、その欄の説明を1回だけ探しに行く。
それだけで、今日のような朝はだいぶ減るはずです。
札幌の3日間に誰が座るのか
この件でいちばん引っかかったのは、あの欄に印を入れた人の顔ぶれでした。
第4希望の「いつでもどこでもいい」に印を入れるのは、どういう人でしょうか。
1公演でも当たる目を増やしたい人です。
第4希望に印を入れると当たりやすくなる、というのはファンのあいだで前から言われてきた話でもあります。
第3希望まで書いてもまだ足りなくて、最後の欄まで埋めた人。
いちばん当たりたかった人たちが、いちばん遠い席を引き当てたことになります。
熱心さが、そのまま距離になって返ってきた形。
落ちた人が「読んでから応募して」と言いたくなる気持ちも分かりますし、当たった人が「そんなつもりじゃなかった」と言うのも本当だと思います。
どちらも嘘をついていません。
食い違っているのは人ではなく、あの一行が二通りに読めることのほうでした。
実際、落選した人の投稿の中には、こんなものも。
無理せず流してください、飛行機もホテルも押さえた自分が復活当選でその席に入らせていただきます、と。
責める声も目立った日でしたが、こういう受け止め方もちゃんと流れていて。
それに、行くと決めた人には決めた人で、当日までに考えることが山ほど待っています。
終演から新千歳空港までどう動けば間に合うのかは、以前にこちらの記事でまとめたことがあるので、札幌へ行くと決めた方は読んでみてくださいね。
10月30日から3日間、札幌ドームのあの席に誰が座っているのか。
それは今日の当落結果では、まだ決まっていないというところですね。
