菊池風磨の評判が悪い、という声がいまネットで続いています。

逮捕されたのはtimeleszの別のメンバーなのに、名前を出して責められているのは菊池風磨のほう。

しかも、持ち出されている話は何年も前までさかのぼります。

 

Sexy Zoneのころの番組、去年の新メンバー発表の生配信、先輩の山田涼介との会話、先週のラジオ。

見ていてしんどかった、という声には、それぞれに言い分がついているんです。

今回は、菊池風磨の評判が悪い理由を、Sexy Zone時代から順番にわかりやすく調べていきたいと思います。


11歳の末っ子と16歳の兄役

Sexy Zoneがデビューしたのは、2011年11月16日のことでした。

グループの平均年齢14.4歳は、オリコンの記録に残るほどの若さだったそうです。

このとき菊池風磨は16歳で、いちばん下のマリウス葉さんは11歳。

高校生と小学生が同じグループにいて、菊池風磨は最初から年上の側に立っていました。

その兄役のふるまいが、当時から強めだったのは確かです。

 

2016年10月、テレビの番組とみられる場面で、菊池風磨がマリウス葉さんの料理について言った一言を、ファンが文字で書き起こしていました。

ファンの書き起こしでは、話した人をメンバーごとの顔文字で書き分けていて、(o´ω`o)が菊池風磨、(* ‘-‘)がマリウス葉さん、(☆u∂)が佐藤勝利の印です。

「味は美味いんだと思うけど、見た目は生ゴミ」と言われて、マリウス葉さんは「!?」と驚き、同じメンバーの佐藤勝利が「カットしてくださーい」と続けています。

書き起こした人自身も、最後に「生ゴミは言い過ぎww」と添えていました。

 

翌2017年1月23日には、文化放送のラジオ番組『Sexy ZoneのQrzone』でもこんなやりとりがあります。

正月にスイスのアルプスでスキーをしてきたと話すマリウス葉さんに、菊池風磨は「実家のドイツに帰るのはわかるけど、スイスとイタリアって関係なくない?」と詰め寄ったとのこと。

音楽サイトのリアルサウンドは、この回を菊池風磨の「ガキ大将な一面」と書いていました。

同じ放送を聴いていたファンも、こう書き残しています。

「今日も」という言い方からは、こうした突っかかり方がいつものことだったのが伝わってきますね。

仲のよさの裏返しと受け取る人もいましたが、見ていて胸がざわついた人がいたのも自然なことです。


いま流れている昔話は形が変わっていた

その昔の場面が、この秋になって、別の形で出回っています。

気に食わないと、マリウス葉さんに「おまえドイツに帰れよ」と言いまくっていた、という話。

マリウス葉さんのお母さんが作ったパスタを見せられて、ゲロみたいだと言った、とも。

どちらにも、いつ、どの番組で、という一行がついていません。

ネットでも「流石にソースないと信じれない」「お母さんのはソース見つけられなかった」と、手が止まっている人がいました。

 

さかのぼると、同じ話は2025年2月にも、やはり日付も番組名もないまま書かれているのが見つかります。

さっきの2つの記録と並べると、違いは4つ。

  • マリウス葉さんの料理が、お母さんの料理へ変わった
  • 「味は美味い」という前半が、まるごと消えた
  • 「生ゴミ」が「ゲロ」へ強まった
  • 「実家のドイツに帰るのはわかるけど」が「ドイツに帰れよ」へ変わった

もちろん、いまの話と昔の場面が同じ出来事を指しているとは、外からは言い切れません。

記録に残っていない場面は確かめようがないので、「言いまくっていた時期」が無かったとまでは言えないんです。

それでも、探し当てられた記録の中の菊池風磨は、ドイツへ帰ることは認めたうえで寄り道をからかっていて、「帰れ」と追い返す言い方はしていませんでした。

 

話の中でひどく言われた人として出てくるお母さんは、元宝塚の男役の燁明さんで、ブログを書いています。

2024年3月7日、菊池風磨の誕生日に、燁明さんは「いつもいつもマリウスの事気にしてくれて本当に有難うございます!」と書き、菊池風磨の家族と一緒に食事をしたことにも「感謝しかないです!」と触れていました。

ネットには「お母様が感謝の言葉を発しているからといってそれがモラハラ行為の免罪符になるわけではない」という声もあり、その指摘はもっともです。

2024年の感謝が、2016年の「生ゴミ」を消してくれるわけではありません。

ただ、お母さん本人の言葉が入らないまま、〈ひどく言われた人〉という役だけが話の中で決められていくのは、菊池風磨をかばいたい人でなくても引っかかるところだと思います。

マリウス葉さん本人は2022年の末にグループを卒業して芸能界を離れていて、今回の話には何も言っていません。

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2025年2月の生配信と「作戦」

菊池風磨への評判がはっきり割れたのは、去年の2月です。

2025年2月15日、timeleszに5人の新メンバーが加わって、8人になることが発表されました。

その日にファンクラブの会員向けに流れた生配信で、菊池風磨は、新メンバーの1人になった原嘉孝に「かっこいいな原さん」「原さんやっぱりイケメンだわ」と何度も声をかけています。

髪型を「レゴみたい」とたとえる場面もあったそうです。

配信を見た人からは、しつこい、笑えない、という声が相次ぎました。

 

ところが2月17日の深夜、原嘉孝本人がラジオで「俺がビジュアルを推していきたいので、風磨くんと“作戦”して」と明かします。

いじられた側からの、打ち合わせずみという説明。

同じ放送で、菊池風磨は「“これで爆笑かっさらうぞ”ってゴリ炎上」と自分から口にし、Sexy Zoneのころからのメンバーの松島聡は「関係値がまだ伝わってないっていうのが大きいかも」と受けていたとのこと。

2人のあいだでは打ち合わせずみでも、見ている人にはその打ち合わせが見えていなかったのです。

 

それでも火は消えず、ニュースには「再炎上」の文字が並びました。

怒っていた人たちが言っていたのは、打ち合わせがあったかどうかより、見ていて嫌な気持ちになった、ということ。

Sexy Zoneのころから積み重なっていた「いじりが強い人」という見え方が、このとき新しいメンバーの前でもう一度なぞられることに。

そしてこの配信の翌日には、先輩の山田涼介がtimeleszのこれからを心配する場面の入った動画も公開されていました。


選んだメンバーの逮捕で全部が戻ってきた

そもそも新メンバーの5人を選んだオーディションは、グループ名をtimeleszへ変えた2024年4月1日に募集が発表され、10か月ほどかけて選考が進んでいます。

選ぶ側に座っていたのは、菊池風磨、佐藤勝利、松島聡の3人です。

その5人のうちの1人、猪俣周杜が、2026年9月19日に傷害の疑いで逮捕されました。

所属するSTARTO ENTERTAINMENTは同じ日に謹慎と活動休止を発表し、猪俣周杜は9月25日に釈放されています。

 

昔のいじりも、生配信も、山田涼介の心配も、この逮捕をきっかけに一度に持ち出されました。

グループの仕事にも響いていて、Google、ABCマート、日清食品など6つの会社が、timeleszの広告を公式サイトから下ろしています。

先輩の山田涼介が、朝ごはんの席で「そこをどう制御するかはやっぱ風磨たち次第なのかなって」と話していた場面も、「忠告を聞かなかった」話として、いま読み返されている最中です。

菊池風磨は見る目がなかった、という声まで出ました。

 

ただ、あの朝ごはんの回が撮られたのは2025年1月の下旬で、新メンバーの名前がまだ誰も決まっていないころ。

収録の時点では誰が入るかも決まっていなかったので、猪俣周杜を心配した言葉ではありません。

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それに、選んだのは3人です。

矛先が菊池風磨ひとりに集まっていくことに、首をかしげる人もいました。

それでも名前が集まるのは、あの企画を「おれたちのtimelesz project」と呼んでいたのが菊池風磨だったことも大きいのでしょう。

企画の顔に見えていた人に、結果の責任まで重なって見えてしまうんですよね。

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「丁寧に」と言っていない一文

いちばん新しい火種は、2026年9月27日のラジオです。

TOKYO FMの『菊池風磨 hoursz』で、菊池風磨は冒頭のおよそ2分を使って猪俣周杜の逮捕について話しました。

日刊スポーツが書き起こした全文には、「今までにないほどに残念で、悲しく、言葉にすることができない感情です」「この先を丁寧に決めていかなければならないな、と考えております」という言葉が入っています。

この「丁寧に」には、時間稼ぎに聞こえる、という声も出ました。

期限を言わないまま丁寧にと言われると、そう聞こえてしまうのも分かります。

事務所は逮捕の日に「当局の処分が確定し次第、猪俣の処分を正式に決定し公表いたします」と発表していて、「丁寧に」はその順番に沿った言葉と読めそうです。

 

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そして9月27日の夕方、まったく別の一文が広がりました。

「猪俣周杜Timelesz無期限休業を発表!」という見出しに続けて、菊池風磨の言葉として「切り捨てるのは簡単ですが彼をもう一度信じたい!チャンスをあげてください」と書いた投稿です。

表示回数は1000万回を超えています。

ところが、ラジオの全文を頭から読んでも、「切り捨てる」も「信じたい」も「チャンス」も出てきません。

口にしていない一文が、口にした言葉より遠くまで運ばれているんです。

 

こうして並べてみると、菊池風磨の評判が悪い理由は、少なくとも5つに分かれていました。

  • Sexy Zoneのころから強めだったいじり
  • 形を変えて流れている、出どころのない昔話
  • 2025年2月の生配信で、それがもう一度なぞられたこと
  • 選んだメンバーの逮捕と、「丁寧に」というラジオ
  • 本人が言っていない一文

記録に残っている言い過ぎも、たしかにあります。

見ていてしんどかった、という気持ちは、それだけで口にしていいものです。

ただ、言っていない一文や、「味は美味い」を落とした一言まで同じ重さで背負わせるのは、やはり違うと感じてしまう、というのが正直なところ。

次に菊池風磨の昔の話が流れてきたら、それがいつの、どの場面の話なのかを、一度だけ確かめてみてくださいね。