福本大晴の契約解除が今も謎のまま…猪俣周杜と何が違うのか?

理由が一度も明かされないままの契約解除が、もう一度話題になっています。
元Aぇ! groupの福本大晴が2023年12月30日に事務所との契約を解除された件で、何をしたのかは今日まで公表されていません。
きっかけは、2026年10月1日にtimeleszの猪俣周杜が専属契約を解除されたと発表されたこと。
猪俣周杜の発表に書かれていたのは「重大な違反」、福本大晴のときは「コンプライアンス違反」。
どちらも中身の見えにくい言葉なので、「で、2人とも何をしたの?」という声が広がっているんですね。
どちらの発表も、何をしたのかを書いていないところはよく似ています。
ところが文面を1行ずつ並べてみると、伏せられているものが、まるで違っていました。
今回は、福本大晴の契約解除がなぜ今も謎のままなのか、猪俣周杜の件と何が違うのかを、発表文と本人たちの言葉からわかりやすく解説していきたいと思います。
猪俣周杜の「重大な違反」とは何か
猪俣周杜は2026年9月18日の夜、東京都江東区のコンビニの駐車場に止めた車の中で、知人女性の顔を殴ってけがをさせたとして、翌19日に傷害の疑いで逮捕されました。
9月25日には、処分保留のまま釈放されています。
処分保留というのは、検察が裁判にかけるかどうかをまだ決めないまま、身柄だけを先に解いた状態のこと。
そして10月1日の朝、所属するSTARTO ENTERTAINMENTが、9月30日付で専属契約を解除したと発表しました。
理由として書かれていたのは、「弊社との専属契約上の重大な違反が認められ、契約に定める解除事由に該当すると判断し」という一文です。
同じお知らせには、「今回の契約解除は、刑事処分とは別に弊社の専属契約に基づき判断したものです」という一文も入っています。
逮捕された日の夜に出たお知らせでは、「当局の処分が確定し次第、猪俣の処分を正式に決定し公表いたします」となっていました。
検察の結論を待ってから会社が決める、と言っていたのに、今回は会社が先に決めています。
この「別に」という言葉に、首をかしげた人は多かったようで。
殴った件とは別に、まだ表に出ていない何かがあったのではないか、という読み方でしょう。
ネットには、こんな推測まで出ていました。
「事件当時に使ってた車が『関係者の車』だったから個人的使用で女性乗せて事件起こしたこととかが違反ですかね?」
たしかに、送検の日に配信されたFNNプライムオンラインの見出しには「事件当時に使用の車は関係者名義」とあります。
ただ、その関係者がどういう立場の人なのかまでは、見出しには書かれていません。
事務所の車だったと伝えた報道も、見当たりませんでした。
週刊誌のサイトには、過去に契約解除となった人たちの例を並べて、事件の他にも違反があったのではと読む記事まで出ています。
発表の文面そのものを、落ち着いて読み解いている人もいました。
文面を読み取るに、今回の契約解除は、STARTOが「傷害行為が事実だった」と公式認定した文章ではなく、刑事責任とは別で、専属契約上の「重大な違反」が存在すると会社が判断したとのことは読み取れますね
当初は「当局の処分が確定し次第、猪俣の処分を正式に決定し公表いたします」としていたので— 竈戸(かまど) (@DeX0lz) 2026年10月1日
この見方が、いちばん文面に近いと思います。
この「別に」は、何を根拠に決めたかを言っている言葉で、検察の結論を待たずに、会社と本人が結んだ契約書で判断した、という意味でしょう。
では、事件とは別の違反は本当に無かったのでしょうか。
10月1日の会見で、記者からまさにその質問が出ています。
菊池風磨の答えはこうでした。
「われわれが認識しているのは今回の一件に限ります。会社と彼がどのような話をしているのか、具体的なところは私たちも存じ上げません」
一緒に活動してきた7人が知っているのは、報道されたあの夜の件だけ。
猪俣周杜が何をしたのかという問いには、すでに答えが出ているとみてよさそうです。
福本大晴の発表に書かれた一行
2023年12月30日、当時の旧ジャニーズ事務所であるSMILE-UP.が、福本大晴とのマネージメント契約を解除したと発表しました。
SMILE-UP.は旧ジャニーズ事務所が名前を変えた会社で、猪俣周杜が所属していたSTARTO ENTERTAINMENTは、そのあとタレントのマネジメントを引き継いだ別の会社です。
発表によると、コンプライアンス違反の疑いが見つかったので詳しく調べたところ、それが事実だと確かめられたとのこと。
そこで、会社の「コンプライアンス規程」に基づいて契約を解除した、という流れです。
コンプライアンスというのは、法律や社会のルール、会社の決まりを守ることを指す言葉。
そして、何をしたのかについては、こう書かれていました。
「当該関係者の方々のプライバシーならびにご意向を尊重し、公表を控えさせていただきます」
グループのメンバーにも、中身は知らされていなかったようです。
佐野晶哉は当時、読売テレビの『あさパラS』で「僕らも発表とほぼ同時に聞いた。発表したこと以上の深いことを知らない状態」と話していました。
年の瀬の突然の発表に、ファンの混乱は大きく、当時のネットには「何したのか教えて」という声があふれていたそうです。
いま聞かれていることは、そのころからほとんど変わっていません。
年が明けた2024年4月4日、福本大晴は自分のXのアカウントを開いて、直筆の署名が入った文書を公開しました。
福本大晴です。
ファンの皆さま、関係者の皆さま pic.twitter.com/RBhlrhbXLx— 福本大晴 (@Taisei_F10) 2024年4月4日
その文書の中に、こんな一節があります。
「しかし、当該関係者の方々のプライバシーの観点とご意向により、具体的な説明は控えさせていただきます」
「今回の出来事は、すべて私に原因があります」
今後については「自分自身の行動を見つめ直し、深く反省し、決して驕ることなく生きていく所存でございます」と書くにとどめていて、出来事の中身には最後まで触れていません。
会社の発表と本人の文書で、伏せる理由がほとんど同じ言葉で書かれていました。
会社が都合の悪いことを隠したのなら、本人の口から違う説明が出てきてもおかしくないはず。
ところが、本人も同じ一行で口を閉じています。
ネットで「永遠に謎のまま」と言われているのも、この一行があるからなんですね。
中身を握っているのは誰か
猪俣周杜の場合は、出来事そのものがもう表に出ているんです。
日付も場所も、何の疑いで逮捕されたのかも、報道で伝えられているとおり。
伏せられているのは、契約書のどの条文に当たったのか、という文面のところだけです。
契約書は会社と本人のあいだの書類なので、外の人が読めないのは、どのタレントでも同じこと。
福本大晴の場合は、逆です。
出来事そのものが伏せられていて、その理由として「関係者の方々」のプライバシーと意向が書かれています。
猪俣周杜の件をきっかけに、この一行をあらためて引き直す人も出てきました。
福本大晴、契約解除の件が再燃しています。
2023年12月30日に当時のSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)が
「コンプライアンス違反の疑いが発覚」
社内調査で事実確認
規程に基づき契約解除と発表しましたが、詳細については「関係者のプライバシーや意向を尊重して公表を控える」としている。… pic.twitter.com/rWGAwreYiU
— 青鷺地区 (@aosachiku) 2026年10月1日
「2人とも何をしたの?」は同じ謎に見えて、猪俣周杜はもう答えが出ていて、条文だけが見えない話。
福本大晴は、答えを出すかどうかを決めるのが、関係者のほうなんです。
ネットには、こんな受け止めもありました。
「相手のプライバシーとか下手に言っちゃうから余計憶測が飛んだよねぇ」
これは、まさにそのとおりだと思います。
「関係者」と書いた瞬間に、そこに誰かがいることだけは伝わってしまうので、想像はどうしてもそちらへ向かってしまうもの。
とはいえ、あの一行を消して「事情があって」とだけ書いていたら、今度は会社が何かを隠したように見えたはず。
書いても書かなくても憶測は出るので、事務所は「その人が望んでいない」という理由を書き残した形です。
猪俣周杜のお知らせにも、似た一文が入っていました。
「猪俣本人および被害にあわれた方への過度な取材および誹謗中傷等はお控えいただきますようお願い申し上げます」
2つの発表は、どちらも最後に、本人以外の誰かを守る言葉を置いているんですよね。
契約解除の発表文で見る3か所
今回の2人にかぎらず、芸能人の契約解除の発表は、これからも出てくるはずです。
そのたびに「何をしたの?」が広がるので、発表文は次の3か所を見ると整理しやすくなります。
- 何を根拠に切ったのか
- 伏せる理由が書いてあるか
- 本人が自分の言葉で何か言っているか
1つ目は、根拠の書き方です。
どちらの発表にも、会社が事実を確かめたという手順は書かれていました。
福本大晴のときは疑いが見つかってから調べて事実と確かめたとあり、猪俣周杜のときは本人への聞き取りや事実関係の確認をしたうえで、9月29日の取締役会で決めたとあります。
違うのは、何に照らして切ったのかという部分。
猪俣周杜は「契約に定める解除事由」、福本大晴は「コンプライアンス規程」でした。
前者は会社と本人が結んだ契約書、後者は会社が社員やタレントに向けて定めた決まりのことで、どちらも外からは読めません。
何が「重大な違反」に当たるのかは、それぞれの事務所の契約書の中にしか書かれていないということ。
ちなみに2020年のNEWSの手越祐也のように「合意解除」と書かれていれば、話し合って終えた形になります。
「合意」の2文字が無いときは、会社の側から終わらせたと読んでよさそうです。
今回の猪俣周杜の発表にも、福本大晴のときの発表にも、「合意」の2文字は入っていませんでした。
2つ目は、伏せる理由が書いてあるかどうか。
「関係者のプライバシー」のように誰かの意向が書いてあれば、会社の都合だけで黙っているわけではない、という合図になります。
理由そのものが書かれていなければ、そのぶん慎重に読むしかありません。
3つ目は、本人の言葉です。
福本大晴は、会社の発表のあとに、自分の言葉で同じ理由を書きました。
会社と本人の説明がそろっているかどうかは、外から確かめられる数少ない手がかりのひとつです。
その福本大晴は、いまどうしているのでしょうか。
福本大晴は2024年6月20日にアイドル活動の再開を発表し、いまはソロで活動しています。
今年は全国ツアーも回っていて、スタッフのアカウントからは公演の様子が届いていました。
\📸本日の撮影可能曲🎥✨/
福本大晴 全国Album Tour 2026「angel wing」では、各公演で撮影可能タイムを実施!
本日、香川公演の撮影可能曲は
🎵「#ベルガモット」撮影した動画や写真は#Share_福本大晴_angelwingtour
をつけてぜひ投稿してください🪽✨… pic.twitter.com/hde2zbc3GG— 福本大晴 STAFF (@Taisei_F_Staff) 2026年7月25日
名前が話題にのぼるたびに、昔の映像を貼って懐かしむファンの投稿も並んでいて、ネットの空気は「何をしたの?」一色でもなくて。
何をしたのかは、これからも表に出ないかもしれません。
ただ、出てこない理由は、本人と会社がきちんと書き残しています。
同じ「何をしたの?」でも、2人の謎は中身がまるで違うものだと知っておくと、次の発表も少し落ち着いて読めそうですね。
