2026年10月3日の夜、King & Princeの髙橋海人が「KAITO」という名前でソロ活動を始めると発表されました。

10月5日には、作詞も作曲も自分で手がけた1stデジタルシングル「swim?」が配信されるとのこと。

ふたり組のグループで、そのうちのひとりがソロ。

ネットにはさっそく「一瞬、解散かと思ってビビった」という声が出ていました。

しかも1週間あまり前には、WEST.が9月30日でグループとしての活動を終えると発表したばかりです。

身構えてしまう気持ちも、よくわかりますよね。

 

今回は、キンプリは解散するのか、KAITOのソロの発表とWEST.の発表の決定的な違いを手がかりに調べていきたいと思います。

ソロの知らせはキンプリの公式から届いた

最初に確かめたのは、この知らせがどこから出てきたのかでした。

その日の夜、King & Princeの公式Xに、ソロ活動の始動を知らせる投稿が上がっています。

グループの公式アカウントが、メンバーひとりのソロの船出を、ビックリマークつきで知らせていました。

報道によると、「swim?」は作詞・作曲からアートワーク、Music Videoまで、全てのクリエイティブにKAITO自身が携わった1曲だそうです。

これまでにもグループの中でソロ曲を披露したことはありましたが、KAITOの名前で曲を出すのは、これが初めてのこと。

 

ジャケット写真は、本人が水しぶきを上げて水面へ飛び込んでいく瞬間を切り取った1枚。

曲は10月5日に配信が始まり、Music Videoも同じ日の0時に、この日に開設されたKAITOの公式YouTubeチャンネルで公開されます。

公式TikTokも、あわせて開設されました。

前日の4日には、ファンクラブ向けのFAMILY CLUB online、Instagram、YouTube、TikTokを順番につなぐ「リリース直前生配信リレー」が予定されているとのこと。

夕方から夜にかけて2時間以上、曲にかけた想いやこだわりを本人が話す予定だそうです。

 

髙橋海人は、この9月にも初めての個展「不思議なセロル展 created by 髙橋海人」を全国各地で開いたばかりでした。

絵を描き、俳優としてドラマにも出て、今度は自分で作った曲で歌う。

もともと広がっていた活動に、音楽の窓口がひとつ増えた形に近いのかもしれません。

ちなみに公開されたアーティスト写真には、ネットで「なんでソーラン節のポーズ」とツッコむ声まで出ていました。

発表の空気そのものは、どこまでも明るいんです。

「ふたりしかいないのに」とざわついた夜

それでも、お祝いの声に混じって、戸惑いの声も上がっていました。

「もう2人しかおらんのにソロ活動すんの草」という声もあれば、「ソロ活動の理由やばいらしいけど、なにがあったの?」と、どこから出たのか分からない話まで流れ始めています。

ただ、公式の発表文や報道に書かれているのは、曲の中身と配信の日付だけで、ソロを始める「理由」にあたる話はどこにも出てきません。

理由が書かれていない以上、「やばい理由」もまだ誰も知らないはずです。

 

ファンの側からも、こんな不安が出ていました。

無理もありません。

King & Princeは、もともと6人でデビューしたグループです。

2021年3月に岩橋玄樹が脱退し、2023年5月22日には平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人がグループを離れました。

この3人は、いまNumber_iとして活動しています。

 

ネットに「5人が解散したところからもう何もかもバラバラだ」と書く人がいたのも、この流れを見てきたからでしょう。

そこへ、同じ秋にWEST.の活動終了の発表が重なりました。

メンバーがひとりで何かを始めると聞くと、どうしても「次は誰が抜けるのか」と身構えてしまう。

そういう順番で届く知らせを、ここ数年でいくつも見てきたからだと思います。

 

一方で、気楽に受け止めている人たちもいました。

ボーカロイドには「KAITO」も「レン」もいるので、「相方もレンやんけ」と気づいた人がいたんです。

「じゃあもう一人MEIKOでソロ活動してもらって」と続ける人まで出てきて、思わず笑ってしまいました。

では、実際のところ、ふたりの関係はどうなっているのでしょうか。

ふたりは会社ごとグループで契約している

手がかりになるのは、会社を作ったときの発表でした。

2024年5月23日、CDデビュー6周年の日に、ふたりは「King & Prince株式会社」を作ったと発表しています。

永瀬廉と髙橋海人のふたりがそろって社長を務める会社です。

同じ日に、STARTO ENTERTAINMENTとグループでエージェント契約を結んだことも明かしました。

STARTO ENTERTAINMENTは、King & Princeの活動を支えている芸能事務所です。

エージェント契約というのは、仕事の窓口や交渉を事務所に任せる形の契約のこと。

報道によると、ほとんどのタレントはグループと個人を分けて契約しているなかで、ふたりは個人ではなく会社として、「グループエージェント契約」だけを結んでいるそうです。

グループとして事務所と契約したのは、TOKIO、嵐に続く形でした。

 

永瀬廉は、そのときこう話しています。

「海人とたくさん話し合った結論として、可能な限り、自分たちの作る作品や、プレーヤーとしても納得したものを世の中に届けたい、アウトプットしていきたい思いからこういう決断に至った」

髙橋海人も、「みんなが胸を張って、俺たち2人が選んだものなんだと思ってもらいたい」と続けていました。

日刊スポーツには、会社を作った理由について髙橋海人が「じかにファンのみんなに届けたい」と話した記事や、「給料とか2人で振り込み合ってます」と明かした記事も出ています。

社長がふたりいて、お互いに給料を振り込み合う会社。

聞けば聞くほど、ふたりでひとつの看板を回している様子が目に浮かぶようです。

 

この形を知ってから今回の発表を見直すと、景色が少し変わります。

ソロ活動と聞くと、グループの外へひとりで出ていく話に見えますよね。

けれどふたりの場合、事務所と結んでいる契約そのものがグループの名前で、ソロの知らせもグループの公式アカウントから届いています。

外から見える範囲で言えば、KAITOはKing & Princeの看板の下から出ていったソロなんです。

 

ファンのあいだでも、同じことを別の言葉で言っている人がいました。

「畑」というたとえが、ふたりの関係をうまく言い当てているように思います。

先にひとりの窓口を開いたのは永瀬廉

実は、ソロの窓口を先に開いたのは、相方の永瀬廉でした。

2025年12月27日、永瀬廉は自分のInstagramのライブ配信で、個人のファンクラブを作ると発表しています。

本オープンは2026年2月14日で、「ファミリークラブさんではない場所」に作るという話でした。

グループのファンクラブとは別の場所に、自分ひとりのファンクラブを持つ形です。

ファンのなかには、これを聞いて落ち着かない気持ちになった人もいたかもしれません。

 

そのとき永瀬廉は、聞かれる前にこう言い切っています。

「誤解してほしくないのは、King & Princeが解散とかはないし、2人の仕事が減るとかは一切ないし、疎かになるとかは一切ない。活動とか仕事の優先はKing & Princeです」

しかも、この決断は髙橋海人とも相談したうえでのものだったそうです。

この秋には、ソロとして初めてのファンミーティングも開かれました。

さらに2027年1月23日、28歳の誕生日には、初めてのソロ写真集とエッセイ本が集英社から同時に出ることも決まっているとのこと。

つまり今回は、永瀬廉が先にひとりの窓口を開き、髙橋海人がそれに続いた、という順番なんです。

 

ファンが共有した画面によると、KAITOの発表があった夜、永瀬廉はInstagramのストーリーで告知を載せて「おめでとう!!!」と書いていました。

同じ投稿には、永瀬廉の写真集の告知を髙橋海人が「めっちゃ素敵」と共有した画面も並んでいます。

相手のソロを、いちばん近くで喜んでいるのが相方本人。

少なくとも今のところ、ここに「ばらばら」の気配は見当たりませんでした。

ソロ始動と解散の知らせは書き方がちがう

とはいえ、次に別のグループでソロの知らせが出たとき、同じようにひやっとする人は多いはずです。

そこで、今回調べた中から、知らせの読み分け方を3つ。

  • 誰の名前で出た知らせか
  • 書かれているのは始まる日か、終わる日か
  • メンバー本人がグループについて何か言っているか

最後のひとつについては、前の章で見た永瀬廉の「活動とか仕事の優先はKing & Princeです」が、そのまま答えになっています。

 

WEST.の知らせには、「9月30日をもってWEST.としてのグループ活動を終了」と、終わる日がはっきり書かれていました。

KAITOの知らせに並んでいたのは、4日の生配信と5日の配信開始という、始まる日だけ。

名前の出どころも、メンバーの言葉も、今回はどれもグループの側を向いていました。

 

ふたり組でそれぞれソロをやってきた前例なら、DOMOTO(旧KinKi Kids)がいます。

堂本剛は2002年に、堂本光一は2006年にソロデビュー。

堂本剛は.ENDRECHERI.のように、本名とは別の名義でも音楽を出してきた人です。

それでもふたりはグループを続け、2025年7月にはグループ名をDOMOTOへ変えて、いまも一緒に活動しています。

ネットにも「DOMOTOさんもソロやってますし」と書いている人がいました。

KAITOという英字の名義も、グループの名前と並べて置くための、もうひとつの看板と見ればしっくりきます。

 

グループ名を「屋号」と呼んでいる投稿もありました。

お店の名前はそのままで、新しい棚がひとつ増えたくらいの感覚で見ると、ちょうどいいのかもしれませんね。

もちろん、この先のことを外から言い切ることはできません。

ただ、今回の知らせに書かれていたのは、終わる日ではなく始まる日だけでした。

KAITOという名前に込めた思いは4日の生配信で本人が話す予定なので、まずはそこを一緒に聞いてみたいところですね。