2026年10月20日の夜、小島瑠璃子の「1人5万5000円のお茶体験イベント」が、【悲報】の見出しつきでネットを駆けめぐりはじめました。

正直、「お茶にその値段?」と二度見してしまいますよね。

ただ、このお茶会が開かれたのは、4か月も前の6月11日の夜。

しかも一緒に出回っている画像には、1杯1000円で売上を全額寄付した、まったく別のイベントの看板まで混ざっています。

5万5000円で何が出てきたのか、本当にそこまで高いのか。

今回は、小島瑠璃子のお茶会の中身について調べてみました。


5万5000円で出てきたのはディナー

ネットには「お茶を飲むだけで5万5000円って、もはや高級ホテルの宿泊代。」と書いた投稿もあります。

ところが、中身は〈お茶を飲むだけ〉ではありませんでした。

イベントの名前は『Reframing Tea』で、小島瑠璃子が主宰する日本茶ブランド「dipitea(ディピティー)」が開いたものです。

会場は、東京・溜池山王駅のすぐ近くにある「1 Hotel Tokyo」のレストラン「NiNi」で、時間は18時から21時までの3時間。

開催の前日に出されたプレスリリースには、出てくるものがこう並んでいました。

  • 全国から集めた希少な新茶・玉露・抹茶のコース
  • 創作ティーカクテル
  • ホテルのレストランによる、その日だけの特別ディナー

お茶のコースと特別ディナーを合わせた〈ペアリング〉、つまり料理とお茶を組み合わせて味わう会だと案内されています。

ドレスコードまであって、服か小物のどこかに緑をひとつ添えて来てほしいという指定です。

申し込みは公式サイトからの完全予約制で、用意された60席はすべて完売だったとのこと。

どんな人が参加したのかまでは、報じられていません。

60席で単純計算すると330万円になる、と書いた人もいましたが、そこにはホテルのレストランが出す特別ディナーの代金も入っています。

 

4か月たったこの10月15日、本人は自分のYouTubeチャンネルで、このイベントを振り返りました。

女性自身の記事によると、小島瑠璃子は「とんでもない高い価格ですごいプレッシャーだったね、これはね。5万5000円の正当性を出すっていうのが」と話していたそうです。

さらに「これはもうめちゃくちゃ震えていました」とも。

値段に驚いたのはネットの人たちだけでなく、付けた本人も震えるほどの重さを感じていたんですね。

同じ記事によると、参加した客からは「高いという感想にはなりませんでした」「正当の範囲内だったんじゃないか」という感想も寄せられたそうです。

 

では、この値段は世間の相場からどのくらい外れているのでしょうか。

中身がホテルでの3時間のコースの夕食だと分かると、比べたくなるのはホテルの芸能人ディナーショーです。

帝国ホテルのプレスリリースを見ると、2021年のクリスマスディナーショーは谷村新司が1人6万6000円、由紀さおりが1人5万9000円でした。

2023年の城田優のディナーショーは4万5000円で、どれも料理・飲み物・サービス料・消費税込みの値段です。

少し前の数字ではありますが、5万5000円はちょうどこの並びの中に収まってきます。

「お茶というより、こじるりを体験する会なんだろうね」という声もありましたが、ディナーショーもまた、料理と一緒に出演者と過ごす時間ごと値段が付いているもの。

それに、同じ人のお茶には、ほかの値段もあります。

  • 寄付のためのほうじ茶ラテ=1杯1000円
  • 10月20日発売のスパークリングほうじ茶=1瓶2600円(税別)
  • 1月に赤坂で開いた店=お茶と料理のセットで1万1000円
  • 6月の一夜限りのお茶会=5万5000円

ネットに出回ったのは、このうちいちばん高い5万5000円だけ。

1月19日から31日まで赤坂で開いたその店について、本人は開店前に「私もお店にいて皆さんにお茶をお淹れします」と伝えていました。

赤坂の店には、グルメプロデューサーの浜崎龍が同い年の友人として足を運び、彼女がカウンター越しに自分でお茶を注いでくれたとネットに書いています。

本人がカウンターに立ってお茶を淹れる形は、ブランドの最初の店から変わっていないんです。

 

拡散した画像の看板は1000円だった

ネットに出回っているイベント紹介の画像には、黒板の看板が1枚写り込んでいて。

しかも、そこに書いてあるのは「ROOTED IN KUMAMOTO」「ICED HOJICHA LATTE ¥1,000」。

5万5000円のお茶会の画像のはずなのに、値札は1000円。

この看板は、8月21日に同じホテルの38階のバーで開かれたチャリティーイベントのものでした。

小島瑠璃子はお茶のブランドを2つ持っていて、もう1つの「maison de RURI」と、埼玉県の畳店「河田製畳」が一緒に開いた催しです。

目的は、熊本県のい草農家を支えること。

会場に熊本県産のい草の畳を敷いて、ほうじ茶ラテを1杯1000円(税込)で出し、売上は決済手数料を除いて全額を寄付する形でした。

予約はいらず、ホテルに泊まっていない人も入れたとのこと。

発表文によると、熊本県は国産い草のほとんどを作っている一大産地なのに、い草農家は約40年で約4000軒から244軒まで減っているそうです。

そこへ被災が重なり、災害の名前までは書かれていませんが、小屋が倒れるほどの被害が出ていたと書かれていました。

 

ネットにも「チャリティイベントみたいですね?これ、事実確認しないとやばいことに…」と気づいた人がいます。

つまり、5万5000円の会の説明の隣に、1杯1000円の寄付のラテの写真が並んでいる形なんですよね。

このときのほうじ茶ラテは、この夏にフランスでほうじ茶のポップアップを開いたときのメニューがもとになっているそうです。

本人もパリから、猛暑の中でほうじ茶スタンドを開いていると投稿していました。


茶畑に10回以上通ったきっかけ

それにしても、なぜお茶だったのでしょうか。

小島瑠璃子は2023年に実業家との結婚を発表し、2025年1月に第1子の出産を公表した翌月、夫を29歳の若さで亡くしています。

芸能活動の再開を発表したのは2025年10月で、そのときに個人事務所も立ち上げました。

お茶の事業を始めると発表したのは、今年の1月です。

そのときインスタグラムには、《人生の大きな転機を迎え、心身ともにバランスを崩していた時、日常的に飲んでいた「お茶」に支えられました》とつづっていました。

続けて《一生かけて向き合える仕事を探す中で、もっとお茶について知りたいと思いました》とも。

 

入り口は、ごく普通の体験だったようです。

埼玉県狭山市の老舗茶園「宮野園」の担当者は週刊女性PRIMEに、最初は友人が予約した2000円からのお茶摘み体験に参加しただけで、「純粋にお茶の体験を楽しみに来られただけ」だったと話しています。

そこから友人と一緒に、あるいは1人で10回以上通うようになり、担当者は「かなり熱心に勉強しています」とも。

最初から店を出すつもりで勉強に来たのではなく、たまたま店舗を借りられる話が出た、という流れだったそうです。

さらに5月には狭山市役所を訪ねて、狭山茶の魅力を伝える手伝いを申し出ていました。

9月16日に都内で開かれたAI転職サービスの発表会では、子育てと仕事に追われる毎日を「毎日限界ギリギリ」と話し、個人事務所の裏方作業も「全部自分で」やっていると明かしています。

同じ場では、2023年に長く所属した大手事務所を離れた理由についても、「40歳までに自分の人生を自分で決断できる女性になりたくて、異分野への転換を決めました」と語っていました。

 

次は2600円のスパークリングほうじ茶

では、このお茶の事業はこの先どこへ向かうのでしょうか。

いちばん新しい動きは、10月20日に発売されたスパークリングほうじ茶「燈(とう)」です。

埼玉県狭山の茶葉を水出しにしたほうじ茶に炭酸を合わせた、お酒の入っていない1杯。

値段は1瓶2600円(税別)で、まずは飲食店グループ「一石三鳥」の店で、料理と一緒に出されるそうです。

お酒を飲む人も飲まない人も一緒にグラスを上げられるように、というのがグループ側の狙いで、代表は「日本のお茶で乾杯する文化があってもいい」とコメントしています。

本人のコメントは「まずは、おいしい一杯として楽しんでいただきたい」という、ずいぶん控えめなものでした。

 

本人はYouTubeで、「パリコレでうちのお茶を出して、日本茶の価値を上げて外貨を稼いでみたい」とも話していたそうです。

同じ動画では、輸出やスーパーでの販路を広げる構想も語っていたとのこと。

大きく出た目標ですが、6月にはすでにパリ・マレ地区のお好み焼き屋を借りたポップアップで、冷たいほうじ茶ラテとストレートティーをクロワッサンと一緒に出していたと伝えられています。

お茶に5万5000円と聞けば、驚くのが普通です。

ただ、ホテルの芸能人ディナーショーと同じくらいの値段だと分かると、「高すぎる」の中身も少し変わって見えてきますね。