スーパーの棚から、赤ちゃんのおむつが消える日が来るかもしれない。
そんな話をすると、少し大げさに聞こえるでしょうか?
でも、2026年3月に始まったホルムズ海峡の封鎖が、停戦を挟みつつも米軍の逆封鎖で実質的に続いている今、日本の石油化学産業はかなりピリピリした状況に置かれています。
原油から作られる「ナフサ」という物質は、実は赤ちゃん用品の影の主役なのだとか。
おむつの吸水ポリマーも、液体ミルクのパウチも、哺乳瓶も、おしりふきの不織布も、ほとんどがナフサから生まれているそうです。
そのナフサの輸入の約8割を、日本は中東に頼り切っているという現実。
民間在庫は当初20日分しかなく、石油備蓄法の対象外なので国の備蓄もないと聞くと、正直ちょっと背筋が冷えました。
すでに旭化成のサランラップや三菱ケミカルの紙おむつ向け原料が値上げされ、じわじわと生活に影響が出始めているんですよね。
言葉で訴えられない赤ちゃんの命を守れるのは、ママとパパの先回りの備えだけ。
今日はそんなお話を、同じ子育て世代の目線で整理してみたいと思います。
2026年、赤ちゃんの物資が消える?
「ホルムズ海峡がどうとか、正直よくわからないし、自分には関係ない話かな」と感じている方、多いのではないでしょうか?
でも調べれば調べるほど、これはガソリン代が上がるだけの話ではないと気づかされるのです。
ナフサというのは、原油を精製したときに出てくる粗製ガソリンのこと。
ここからエチレンやプロピレンといった基礎化学品が作られ、さらにポリエチレン、ポリプロピレン、不織布、そしてSAP(高吸水性樹脂)へと枝分かれしていきます。
このSAPこそが、紙おむつの吸水層の正体。
つまり、ホルムズ海峡の先で起きていることが、回り回って我が家の赤ちゃんのお尻に直結しているわけですから、他人事ではいられませんよね。
政府は国家備蓄原油の放出を指示しているものの、原油からナフサが取れる割合は全体の約10%程度と聞きます。
製油所の処理能力にも限界があるので、すぐに潤沢な量が市場に出回るわけではないと考えられているようです。
さらに気がかりなのが、南海トラフ地震との複合災害の可能性。
30年以内の発生確率は60〜90%程度と最新評価で示されており、広域のライフライン停止が数週間から数ヶ月続く想定も出ています。
公的な支援物資が届くのは、発災後4日目以降になる可能性もあるのだとか。
東日本大震災や熊本地震のときも、避難所で先に品薄になったのは紙おむつ・ミルク・おしりふきだったという記録が残っています。
言葉にできない小さな命を抱える家庭ほど、備えの有無で明暗が分かれてしまう現実。
過去の経験から学べる、静かな教訓ではないでしょうか。
ナフサ不足が招く生活用品の空白
テレビやネットニュースを見ていると、どうしても「ガソリン価格が◯円上がりました」という話ばかりが目立ちますよね。
でも本当に気がかりなのは、その裏側で静かに進んでいる生活必需品の空白のほう。
このセクションでは、なぜベビー用品がここまでナフサに依存しているのか、そしてどんな見えないリスクが潜んでいるのかを、少し掘り下げてみたいと思います。
構造を知ってしまうと、スーパーで手に取る一枚のおむつの見え方が変わってくるはず。
正直、これには驚かされました。
石油から生まれていた、赤ちゃん用品のほとんど
改めて整理してみると、驚くほど多くのベビー用品がナフサ由来だとわかります。
おむつの表面シートやSAP、液体ミルクのアルミパウチ、哺乳瓶のプラスチック、ウェットティッシュの不織布、ベビーフードのレトルトパウチ、お尻ふきの容器。
挙げだすとキリがないくらい、石油化学のお世話になっているんですよね。
帝国データバンクの分析では、ナフサ関連で影響を受ける企業は約4.7万社にのぼり、そのうち9割が中小企業とのこと。
すでに医療現場では注射器や輸液バッグ、カテーテルの供給が逼迫しているという報道もあります。
ベビー用品業界だけが無事でいられる理由は、どこにもないと考えられるのではないでしょうか?
ゴールデンウィークを境に訪れるかもしれない空白期間
化学メーカー各社は2026年3月下旬から減産に踏み切っており、GW前後が調達のメドとされているようです。
つまり、5月を過ぎたあたりから店頭の在庫がじわじわ薄くなり、3〜6ヶ月後には本格的な品薄期間が訪れる可能性も否定できません。
政府は中東以外からの輸入を倍増し、ナフサ由来化学製品の在庫を半年以上に延伸したと発表しています。
ただ、製油所や流通の目詰まりで一部品目の供給は依然として逼迫しているというのが実情のようです。
過去のオイルショックやコロナ禍のマスク・トイレットペーパー騒動を思い出してみてください。
あのときも、「まさか」が現実になるまでの時間はあっという間でした。
紙おむつは1日8〜12枚消費する消耗品。
調乳用の水やミルクも、1日1L以上が必要になります。
これらは大人の食料と違って、半分に減らす・代用するが本当に難しいカテゴリー。
在庫が切れた瞬間に、家庭内がパニックに近い状態になってしまう可能性も否定できません。
供給不安に備える「今」の行動
ここまで読んで、「じゃあどうすればいいの?」と感じた方も多いのではないでしょうか?
派手に買い占める必要はありません。
でも、普段の1週間分ではなく、1ヶ月〜3ヶ月分を視野に入れたローリングストックに切り替えておくと、気持ちがずいぶん楽になるはずです。
ローリングストックという考え方
ローリングストックとは、普段使いする消耗品を少し多めに買い、古いものから使って減った分を補充していく方法のこと。
非常食のようにしまい込んで賞味期限切れになる失敗がないので、赤ちゃん用品との相性は抜群です。
楽天市場のまとめ買いセールや定期便を上手く使えば、ポイント還元で実質的にはお得に揃えられるケースもあるのだとか。
成長の早い赤ちゃんは、買ったサイズが合わなくなることもあるので、ここは少しだけ工夫が必要かもしれません。
1サイズ先のおむつを少しずつ混ぜておくと、成長に合わせて無駄なく使えるという声もあります。
布おむつというナフサ非依存の選択肢
もう一つ知っておきたいのが、ナフサに頼らない選択肢を一部取り入れる方法。
布おむつは洗う手間こそありますが、水さえあれば繰り返し使える代替品です。
普段は紙おむつメインでも、いざというときのために数枚だけ家に置いておくと、精神的な保険になるのではないでしょうか?
政府も家庭備蓄を呼びかけてはいるものの、乳児用液体ミルクの公的備蓄はかなり限定的。
結局のところ、自分の家族は自分で守るしかないというのが、今の日本のリアルな姿なのかもしれません。
赤ちゃんの命を守る必須備蓄リスト
ここからは、具体的に何をどれくらい備えておけばいいのか、カテゴリ別にご紹介していきますね。
優先順位は授乳・水・排泄の三本柱。
どれも生命維持に直結する部分なので、まずはここから固めていくのが安心だと思います。
楽天市場で評価の高いものを中心に、長期保存に適した厳選品をまとめました。
森永 はぐくみ 液体ミルク ケース(100ml5袋入4箱セット)
この商品は、アルミパウチタイプで常温長期保存ができる液体ミルク。
停電や断水のときも、お湯を沸かす必要なくそのまま飲ませられるのが最大の特徴です。
レビューの評価は高く、「災害時用に大満足」「防災バッグに入れて即対応できる」といった実用性の声が多く寄せられています。
1日3〜4本×赤ちゃん1人分として、1週間で21〜28本、1ヶ月で90〜120本が目安になるとのこと。
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アイクレオ 赤ちゃんミルク(125ml×18本入)
こちらは無菌パックで常温6ヶ月以上保存できるタイプ。
開封前は水も電力も不要で、哺乳瓶に移すだけという手軽さが魅力ですね。
評価は高く、「車移動や災害時にすぐ使えて助かる」「消費期限が長い」といった実用性の声が多いようです。
液体ミルクは銘柄によって赤ちゃんの好みが分かれることもあるので、はぐくみと併用してどちらなら飲んでくれるかを事前にチェックしておくと、いざというとき慌てずに済むかもしれません。
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森永 はぐくみ エコらくパック つめかえ用(2袋入×6セット)
エコ包装でコンパクト、湿気防止もしっかりという、ローリングストック向きの粉ミルク。
缶より軽くて収納もしやすいので、備蓄場所が足りないと悩むご家庭にもなじみやすい設計です。
レビューは2,000件を超える評価で、「重い缶より配送で助かる」「赤ちゃんが美味しく飲む」というリアルな声が目立ちました。
1ヶ月4〜6袋、3ヶ月分なら12〜18袋を目安に回していくと無理がないのではないでしょうか?
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森永乳業 はぐくみ 大缶 800g (4個セット)
保存性を重視するなら、やはり缶タイプが頼りになります。
ラクトフェリン・オリゴ糖・ルテイン配合で母乳に近い成分設計、電力不要で長期保存可能なのが災害時のポイント。
評価は高く、「新生児に使いやすい」「まとめ買いが安心」という声が900件超の実績として残っています。
計量スプーン付きなので、暗がりや混乱した状況でも正確な調乳ができるのは地味に大きなポイントかもしれません。
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森永乳業 チルミル 大缶 800g (4個セット)
1歳を過ぎたお子さんには、こちらのフォローアップミルクを。
ビフィズス菌・鉄・カルシウム・DHAと、離乳食期に不足しがちな栄養素がぎゅっと詰まっています。
災害時はどうしても食事が偏りがちになるので、栄養補給の役割として1ヶ月分4缶前後という目安が紹介されているようです。
評価も「ストックに最適」「衛生的」と実用性の声が多く、先輩ママたちの実体験が参考になりますよ。
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海洋深層水のアコール 保存水 1.8L 6本入 2ケース(10年保存)
水は、赤ちゃんのいる家庭にとって最重要のライフライン。
調乳にも飲用にも使える軟水で、10年保存できるというのは南海トラフ級の長期断水を想定したときの安心材料になります。
評価は高く、「災害時の飲料水として安心」「長期保存で非常食と相性良い」という声が目立ちました。
家族2人+赤ちゃんで1週間42L(12本)以上、1ヶ月なら180L前後が理想とのこと。
全部を保存水で揃えるのは大変なので、後述の大型タンクと組み合わせるのが現実的ではないでしょうか?
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ピジョン ピュアウォーター2L×6本セット
この商品は、0ヶ月から使える赤ちゃん用の純水。
ラベルレスタイプなら省スペースで備蓄でき、ゴミも減らせて一石二鳥です。
断水時にそのまま調乳や飲用に使えるので、1人1日1L(調乳+飲用)+生活用水で家族全体3L/日を基準に計算してみてください。
「赤ちゃんの飲み水として安心」「まとめ買いが便利」という評価が並ぶ、定番の一品。
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メリーズ エアスルー パンツ
紙おむつは、災害時に品薄になりやすいカテゴリーの代表格。
14時間吸収、50億個の通気穴という高性能で、ナフサ由来のSAPと不織布がふんだんに使われています。
評価は高く、「中東情勢でオムツ値段が心配」「フカフカでモレなし」といった声が並んでいるようです。
1日8〜12枚として1週間56〜84枚、1ヶ月240〜360枚が目安。
箱買いでまとめて確保しつつ、成長に合わせてサイズを調整していくのが現実的なやり方ではないでしょうか?
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パンパース はじめての肌へのいちばん
新生児期の繊細なお肌には、肌あたりの優しさを重視したいところ。
吸収力とモレ防止性能も高く、評価も「肌荒れせず安心」「まとめ買いセールで購入」という実用性の声が目立ちます。
銘柄を一つに絞らず、メリーズとパンパースの両方を確保しておけば、供給が片方に偏ったときのリスクヘッジにもなるかもしれません。
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プチテイラー 成形布おむつ 10枚組
そして紙おむつの代替として、綿100%の布おむつを。
ナフサに一切依存しないので、数ヶ月単位の長期化になっても水さえあれば繰り返し使えるのが大きな特徴です。
「再利用できてエコ」「非常時に便利」という評価が示すように、普段使いから入っておけば、いざというときの選択肢が広がります。
紙おむつ中心の生活でも、布おむつを10枚持っているだけで対応の幅が変わってくるのではないでしょうか?
衛生管理と暑さ対策の必須アイテム
授乳・水・排泄の土台が固まったら、次に考えたいのが衛生と暑さ対策。
避難生活が長引いたときの二次被害を防ぐために、水や電気を使わずに済む備えを揃えておくと、いざというときの対応力が変わってきます。
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ここからは、日々の暮らしにすぐ取り入れられるアイテムを中心にご紹介しますね。
ピジョン 哺乳びん除菌料 ミルクポンS 60包入×3個
つけ置きで除菌できるので、水と容器さえあれば電気もガスも必要なし。
普段は煮沸派というご家庭でも、非常時用として1箱あると対応の幅が広がるアイテムです。
長期保存もできるので、備蓄との相性は良いのではないでしょうか?
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レック 水99.9 おしりふき
純水99.9%で厚手、体拭きにも使える汎用性の高さが特徴です。
停電でお風呂に入れない状況でも、これ一つあれば赤ちゃんの肌をある程度清潔に保てます。
評価も「厚手でしっかりきれい」「体にも使えて助かる」と実用性の声が集まっていました。
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ニシキヤキッチン キッズお試しセット
離乳食期のお子さんには、常温保存できるレトルトのキッズメニューを。
電源不要で温めずに食べられるものもあるので、災害時の栄養バランス維持に役立ちそうです。
「災害時助かる」「栄養バランス良い」という評価もあり、お試しセットから始めて好みの味を把握しておくのが現実的な進め方かもしれません。
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小林製薬 熱さまシート 赤ちゃん用
停電時にエアコンが使えないとき、気がかりなのが熱中症や発熱時のケア。
冷感ジェルシートなら電気なしで体温を下げる手助けができ、「急な熱にすぐ使えて助かる」という評価も多く見られます。
夏場の備えとして、複数箱あると対応力が上がるのではないでしょうか?
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大作商事 マイファンポータブル(乾電池式扇風機)
乾電池で動くコードレス扇風機は、停電時の夏を乗り切るための一つの選択肢。
コンパクトで持ち運びやすく、避難所生活でも赤ちゃんの周りの空気を動かしてあげられる設計です。
「停電時でも使える」「コンパクトで防災に最適」という評価もあり、実用性は高そうですね。
電池は5年保存タイプのアルカリ電池とセットで揃えておくと、いざというときに慌てずに済みます。
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ふくしまの防災 HIH ハザードリュック36点セット
最後に、非常持ち出し袋の決定版をご紹介。
1人用36点が完備されていて、赤ちゃんを抱えた状態でもすぐに避難できる装備が整います。
自分で一つずつ揃えるのは大変なので、ベースをこのセットに任せて、ミルクやおむつなど赤ちゃん用品をプラスしていくのが効率的なやり方ではないでしょうか?
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まとめ
ここまで長くお付き合いいただき、ありがとうございました。
ホルムズ海峡の封鎖と南海トラフの不安、どちらも「まだ大丈夫」と思いたくなるニュースばかりですが、赤ちゃんの暮らしは待ってくれません。
液体ミルクや粉ミルク、保存水、紙おむつに布おむつ、そして衛生・暑さ対策の小物たち。
全部を一気に揃える必要はなく、ご家庭のペースで少しずつ積み上げていけば十分ではないでしょうか?
「買わなきゃ大変!」という焦りではなく、これがあるから大丈夫という小さな落ち着きを一つずつ増やしていく感覚が、結果として一番長続きするのかもしれません。
赤ちゃんの笑顔を守れるのは、身近にいる大人の日々のちょっとした工夫だけ。
最終的な備え方の判断は、それぞれのご家庭にお任せしたいと思います。
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