「ハーランドしか目に入らない!」
これが今回私が感じた印象、みなさんどうでしたか?
ブラジルがワールドカップのラウンド16でノルウェーに1-2で敗れ、36年ぶりとなる決勝トーナメント初戦敗退を喫しました。
優勝候補の一角と見られていただけに、この結果は世界中のサッカーファンに大きな衝撃を与えています。
では、ブラジルはなぜ敗れたのでしょうか。
試合を振り返ると、PK失敗による流れの変化、ノルウェーGKの好守、そしてハーランドの圧倒的な決定力など、いくつもの要因が重なっていました。
ここからは、ブラジル敗退の理由と、ノルウェーが歴史的なベスト8進出を果たした勝因を一つずつ見ていきましょう。
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ブラジル敗退を決めた試合の流れ
まずは、この試合で何が起きたのかを順番に整理していきますね。
試合は立ち上がりからブラジルが主導権を握りました。
ヴィニシウスJr.を中心に何度もゴールへ迫り、前半にはPKも獲得します。
しかし、この絶好機をノルウェーGKニーランがビッグセーブ。
ブラジルは押し込みながらもゴールを奪えず、前半をスコアレスで折り返しました。
すると後半、流れは一変します。
79分、ハーランドが打点の高いヘディングで均衡を破ると、90分には左足の強烈なミドルシュートで追加点。
ブラジルもアディショナルタイムにネイマールがPKを決めて1点差に迫りましたが、反撃はそこまででした。
内容だけを見れば、ブラジルが押していた時間帯も少なくありません。
それでも勝ったのはノルウェー。
チャンスを確実に決めたチームと、決め切れなかったチーム。その差が結果として表れた試合だったわけですね。
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PK失敗で流れを失ったブラジル
まず引っかかるのは、やはり前半のPK。
ブラジルが先制していれば、ノルウェーは前へ出ざるを得なくなり、得意のカウンターも封じられていた可能性があります。
ところが、ニーランが見事にPKをストップ。
さらに、その後もブラジルの決定機を何度も防ぎ続けました。
GKの好プレーは、単なる1本のセーブではありません。
チーム全体に「守り切れる」という自信を与え、逆にブラジルには焦りを生みます。
サッカーでは、押しているチームほど得点できない時間が長くなるとリズムを崩しやすいものです。
この試合のブラジルも、まさにその流れにはまってしまったんですよね。
ハーランド2発が崩した守備網
ブラジルを苦しめた最大の存在。それがハーランドでした。
79分の先制点は、高さを生かしたヘディング。
そして90分には、相手守備陣のわずかな隙を逃さず左足を振り抜き、試合を決定づける追加点を奪います。
今大会は4試合で7得点。
得点ランキングでもトップ争いを演じており、勢いは大会屈指と言えるでしょう。
注目されたヴィニシウスJr.との怪物FW対決でしたが、この日は決定力で大きな差が出ました。
ブラジルは多くのチャンスを作りましたが、ノルウェーは数少ない好機を確実に仕留めています。
世界大会では、シュート数より「決定機を逃さない力」が勝敗を左右する。
この試合は、その重要性を改めて証明した一戦だったと言えそうです。
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ノルウェーの相性の良さも影響
もう一つ見逃せないのが、ブラジルとの相性です。
実は、ノルウェーはブラジルにとって以前から苦手な相手でした。
今回の勝利で、ブラジルはノルウェーとの通算対戦で未勝利という記録が続くことになりました。
もちろん、過去の対戦成績だけで勝敗が決まるわけではありません。
それでも、「やりにくい相手」という印象は少なからず影響したのかもしれません。
さらにノルウェーは、守備をコンパクトに保ちながらハーランドへ素早くボールを預ける戦い方を徹底しました。
ブラジルの攻撃力を警戒しながら、自分たちの強みだけは最後までぶれなかった。そこが歴史的勝利につながったというわけですね。
ベスト8進出は、ノルウェーサッカーにとって新たな歴史の1ページとなりました。
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ネイマールの涙が物語る重み
試合終了の笛が鳴ると、ネイマールはピッチにひざまずき、涙を流しました。
PKで一矢報いたものの、チームを勝利へ導くことはできませんでした。
34歳となったネイマールにとって、この大会は特別な意味を持っていたはずです。
だからこそ、敗戦直後の姿は世界中のファンの胸を打ちました。
一方で、この試合はブラジルが弱かったというより、ノルウェーが強かった試合でもあります。
GKニーランの好守、ハーランドの決定力、そして全員が最後まで戦術を貫いた90分。
ブラジルは自分たちの力を出せなかったのではなく、ノルウェーがそれ以上の完成度を見せた。こういうことなんです。
この歴史的勝利は、ハーランドというスターだけでなく、チーム全員でつかみ取った快挙として長く語り継がれることになりそうです。

