これ意外だったんですが、気象予報士の資格がないなんて全く感じないくらい安定の解説ですよね。
フジテレビの上垣皓太朗アナウンサーが、気象予報士の資格を持っていないことを明かしました。
『めざましどようび』で実際に天気を伝えているだけに、「当然、資格も持っているのでは?」と思っていた人も多かったはずです。
NHKの高瀬耕造アナウンサーも、本人から「持っておりません」と聞いてびっくり。
ただし、気象予報士の資格がなくても、お天気キャスターとして天気予報を伝えることは可能です。
気象予報士とお天気キャスターでは、担っている役割が必ずしも同じではありません。
上垣アナが資格を持っていると勘違いされた背景には、落ち着いた話し方や、入社当初から注目されてきた安定感がありました。
では、資格がなくても天気予報を伝えられるのはなぜなのか。
上垣アナが気象予報士だと思われた理由とあわせて、ここから一つずつ見ていきましょう。
上垣皓太朗に気象予報士の資格はない
フジ上垣皓太朗アナ、お天気キャスターは
「気象予報士の資格なしでやっております」https://t.co/ybwJPZPiuk… pic.twitter.com/tvfd6RQwnX— モデルプレス (@modelpress) August 3, 2026
まず確認しておきたいのは、上垣皓太朗アナが気象予報士の資格を持っていないという事実です。
本人が明かしたのは、2026年8月3日に都内で開かれた「暑すぎる夏を終わらせるWEEK『2050年の天気予報(Ver.2)』メディア説明会」でのことでした。
このイベントには、NHKと在京民放各局のアナウンサーが出席。
気候変動や将来の天気について語るなかで、上垣アナの資格が話題になったのです。
上垣アナは現在、フジテレビの土曜朝の情報番組『めざましどようび』で、お天気キャスターとエンタメキャスターを担当しています。
毎週のように天気を伝えているため、気象予報士だと思われるのも無理はありません。
しかも、上垣アナといえば、新人時代から落ち着いた話し方や貫禄が注目されてきた人物です。
大学を卒業して入社したばかりとは思えない安定感から、「完成されすぎた新人」と評されることもありました。
天気コーナーでも堂々と話していれば、資格まで持っていると思ってしまいますよね。
しかし、本人の答えは実に明快でした。
「持っておりません」
ここまで迷いなく否定されると、周囲が驚くのも納得です。
それだけ、資格を持っているように見えるほど自然に天気を伝えていた、ということなんですよね。
資格なしでも天気予報を伝えられる理由
では、資格がないのに、なぜテレビで天気予報を伝えられるのでしょうか?
気象予報士の資格がなくても、テレビ番組で天気予報を伝えること自体はできます。
気象予報士は、気象庁から提供されるデータなどを分析し、専門知識を使って予報を行う資格です。
一方、お天気キャスターやアナウンサーは、すでに作成された予報を視聴者へ伝える役割を担うことがあります。
つまり、天気を分析して予報を作る仕事と、その内容を分かりやすく伝える仕事は別なのです。
テレビ局では、気象予報士や気象情報を担当するスタッフが内容を確認し、それをキャスターが放送で伝える形もあります。
そのため、お天気コーナーに出演している人が、全員気象予報士とは限りません。
もちろん、資格を持ちながら出演しているお天気キャスターも少なくないでしょう。
専門的な解説ができるため、視聴者の間で「お天気キャスター=気象予報士」というイメージが強くなるのも自然です。
上垣アナも『めざましどようび』で違和感なく天気を伝えていたため、資格を持っているように見えました。
むしろ今回分かったのは、資格があると思わせるほど、自然に担当していたということです。
ただ原稿を読むだけでは、ここまで勘違いされません。
天気の情報を理解し、自分の言葉として届けられているからこそ、「当然、資格もあるだろう」と思われたのではないでしょうか。
資格の有無よりも、伝え方の自然さが先に印象へ残っていたわけですね。
高瀬耕造も驚いた当日のやり取り
資格がないと判明した場面で、驚きを隠せなかったのがNHKの高瀬耕造アナウンサーです。
トークセッション中、高瀬アナは、上垣アナが気象予報士の資格も持っているという前提で話を振ります。
ところが、上垣アナはすぐに「持っておりません」と否定。
高瀬アナは「そうなの?」と目を丸くし、「天気予報やっていなかったっけ?」と確認しました。
そこで上垣アナは、少し苦笑いを浮かべながら、次のように説明しています。
「天気予報をやっているんですけれども、お天気キャスターは一応、気象予報士の資格なしでやっております」
天気予報を担当しているのに、気象予報士ではない。
高瀬アナにとっては、思わず聞き返したくなる組み合わせだったのでしょう。
ただ、このやり取りが嫌な空気にならなかったのは、上垣アナの返し方が絶妙だったからです。
言い訳するわけでも、自分を大きく見せるわけでもありません。
事実をさらりと認め、会場が和む空気に変えました。
高瀬アナとは前年の同キャンペーンでも共演しており、今回も上垣アナの博識ぶりをいじるような場面があったといいます。
NHKや鉄道への関心を問われると、上垣アナは「NHKはフジテレビ入社前に愛好しておりました」「鉄道は多少」と回答。
この少し古風で、妙に落ち着いた言い回しも上垣アナらしさです。
資格がないという告白以上に、高瀬アナに資格があると思わせていたことのほうが、この場面の面白さなのかもしれません。
本人よりも周囲が先に「資格を持っているはず」と思っていた。ここが、このやり取りの印象的なところなんです。
なぜ上垣皓太朗がお天気担当に選ばれた?
では、上垣皓太朗アナは、なぜお天気担当に選ばれたのでしょうか?
明確な理由は、今回の説明会では語られていません。
そのため、フジテレビ側の意図を事実のように断定することはできません。
ただ、これまでの活動を見ると、起用につながったと思われる強みは見えてきます。
上垣アナは2024年にフジテレビへ入社し、同年7月から『めざましどようび』のお天気キャスターを担当。
男性アナウンサーが同番組で天気を担当するのは、木村拓也アナ以来およそ9年ぶりでした。
新人でありながら、長く空いていた男性アナのお天気枠に起用されたことになります。
上垣アナの強みは、派手さよりも安定感。
落ち着いた声で情報を整理し、必要な内容をきちんと届ける。
朝の番組では、この安心感がかなり重要になります。
天気予報は、晴れや雨を読み上げるだけのコーナーではありません。
服装、傘の必要性、気温差、熱中症への注意など、視聴者の一日の行動に直接関わります。
どれだけ内容が正しくても、話が分かりにくければ情報は届きません。
その点、上垣アナは新人時代から、言葉を落ち着いて届ける力で注目されてきました。
さらに、お天気だけでなく、エンタメや情報企画、音楽番組、スポーツ中継なども担当しています。
一つの専門分野だけに頼るのではなく、幅広い話題を理解し、視聴者に伝えられるアナウンサーとして起用されているのでしょう。
気象予報士ではないことは、必ずしも弱点ではありません。
専門的な情報を一般の視聴者と近い目線で受け取り、かみ砕いて届ける。
そこには、アナウンサーだからこそ担える役割があります。
求められているのは、予報を作る専門性だけではなく、情報をきちんと届く形へ変える力。そういうことなんです。
資格以上に評価されている伝える力
ここで見えてくるのが、資格以上に評価されている伝える力です。
上垣皓太朗アナが評価されているのは、天気を読み上げる技術だけではありません。
気候変動のような難しく重いテーマを、日常の話として伝えようとする姿勢にも特徴があります。
上垣アナは前年のキャンペーンで、気候変動の話題を番組内でも扱いたいという意向を示していました。
その後、『めざましどようび』のお天気コーナーで機会を探し、2026年2月21日に20秒ほど尺が余った際、実際に気候変動へ触れたと明かしています。
ただ、本人は一度取り上げただけで満足していません。
「言ってもその1回なんですよね」と振り返り、今後も放送の中で機会をうかがっていきたいと語りました。
さらに、「20秒尺が余ったら絶対に気候変動を入れる」「めざましじゃんけんの途中でも気候変動をやる」という趣旨の発言までしています。
半分は笑いを誘う言い方ですが、伝えたいという気持ちは本物でしょう。
気候変動の話は、正面から説明すると、どうしても堅苦しくなりがちです。
危機感を強調しすぎれば、視聴者は朝から重い気分になります。
反対に、柔らかくしすぎれば、本当の深刻さが伝わりません。
上垣アナは説明会で、高瀬アナに「堅苦しくお伝えするだけではなくて、面白くお伝えしたいですね」と提案していました。
ここに、お天気キャスターとしての強みが表れています。
知識を持っていることと、その知識を相手に届く形で話せることは別です。
気象予報士の資格がないと分かり、専門性を疑問に思った人もいるかもしれません。
しかし、上垣アナに求められているのは、専門家になりきることではないのでしょう。
専門家が作った情報を理解し、忙しい朝でも耳に入る言葉へ変えること。
そして、ときには20秒の隙間を使ってでも、大切な話題を届けることです。
高瀬アナが資格を持っていると勘違いしたのは、単なる思い込みではありません。
資格があるように見えるほど、上垣アナの伝え方が自然だった。
今回のやり取りは、その力を思いがけない形で証明した場面だったのかもしれません。

