名門の小学校と聞くと、結局は家柄とお金でしょ、と思ってしまうことはありませんか。

いま、その話がヒカルの動画をきっかけにネットでぶつかっています。

ヒカルが恋人・加藤神楽の1歳の息子の保育園について話すなかで、慶應幼稚舎の名前を出したんです。

そこへ、結婚も養子縁組もしていない家の子が入れるわけがない、と笑う投稿が出て、お金があれば入れると言い返す声とぶつかりました。

笑う側も言い返す側も、合否を決めるのは子どもではなく親の側の何かだと考えているところは同じなんですよね。

では、慶應幼稚舎は親のことをどこまで見ているのか。

今回は、ヒカルが名前を出した慶應幼稚舎に、家柄やお金で入れるのかを調べてみました。


ヒカルが話した「慶應幼稚舎」の中身

加藤神楽は21歳で、オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」に出ていた元練習生です。

2025年3月に男の子を出産し、2026年4月にヒカルとの交際と同居を公表していました。

そのヒカルが2026年10月19日に公開した動画で、息子が10月から通い始めた保育園を「塾」と呼び、費用を明かしています。

「年間の授業料が、1500万(円)とか1800万」

ヒカルの説明では、ふつうは1人の先生が20人ほどの子を見るのに対し、この園は1人の子に1人の先生が必ずつくマンツーマンなのだそうです。

そしてこの園について、「慶應幼稚舎とか、そういうところに行ったりとか、けっこう小学校とかでエリートとされてる学校に行けるようなところ」と説明していました。

同じ動画では、「勘違いしないでほしいのは、エリートにしたいっていう願望は別にあんまないんですよ」とも話しています。

ネットでは、2人が「慶応幼稚舎に入れたいとかはない」と言っていた、という受け取り方で広がりました。

けれど本人が話したのは、慶應幼稚舎はこの園の子たちが進む先の例だという説明と、自分たちにエリート志向はないという話の2つです。

慶應幼稚舎を目指すとも、目指さないとも、ヒカルは言っていません。

 

慶應幼稚舎は、名前に「幼稚」と入っていても6年間通う小学校なんです。

2027年度の1年生の募集は、男子96名と女子48名の合計144名。

受験するのは小学校に上がる直前の子どもで、加藤神楽の息子はまだ1歳なので、入試の話はまだずいぶん先のこと。


「家柄がないと無理」と言いたくなるわけ

それでも、あそこは家柄がないと無理だろう、と感じる人が多いのは自然なことだと思います。

慶應幼稚舎は1874年に始まった学校で、学校自身が「日本で最も古い私立小学校の一つ」と紹介しているほど。

卒業生はほとんどが慶應の中学へ進み、学校が出している数字でも、2026年3月の卒業生で慶應以外の中学へ進んだのは男子の2名だけでした。

6歳の入試が、ほぼそのまま大学までの入口になっている形です。

そのぶん親子何代も慶應という家の話が、昔からあちこちで語られてきました。

 

慶應を作った福沢諭吉は、身分で人生が決まる仕組みを嫌った人として知られています。

その福沢の学校が、いまは門閥(家柄)の学校のように見られているのは皮肉だ、と書いた投稿もXで読まれていました。

家柄がないと無理、という感覚は、こうした長い積み重ねから来ているのでしょう。

そこへ、結婚も養子縁組もしていない家の子は無理だと言い切る投稿が出れば、うなずく人が出るのもわかります。

ただ、その線を引いているのは学校なのか、それとも外で見ている側なのか。


結婚も職業も関係ないと書く入試Q&A

学校の考えは、幼稚舎自身のホームページに載っていました。

幼稚舎は「入学試験Q&A」というページを出していて、受験する家庭がよく気にすることに1つずつ答えています。

そもそも受験資格からして、2027年4月に小学校へ入る年齢の子なら「だれでも受験できます」とあり、住んでいる地域の制限もありません。

Q&Aを読んでいくと、今回ネットで挙がった理由の多くについて、学校の答えがすでに載っています。

  • 保護者の離婚や死別など、家族構成=影響なし
  • 保護者の国籍や職業、学歴=影響なし
  • 受験に当たって幼稚舎へ寄付金や入学予約金を払うこと=一切なし
  • 紹介状や推薦状=必要なく、受け取ってもいない
  • 保護者の面接=なし

学校が例に挙げているのは離婚と死別で、結婚していない親の家庭を名指しした一文はありません。

それでも答えは「家族構成による影響はありません」と、家族の形そのものに向けて書かれています。

 

親が結婚しているかどうかや、親がどんな仕事をしてきたかで1歳の子の行き先を先に決めてしまう言い方は、少なくとも学校が出している答えとは合っていません。

お金の噂も根強く、寄付金を積めば入れるという声はXでも見かけますが、受験に当たって寄付金を払うことがあるかという問いへの学校の答えは「一切ありません」でした。

入試概要のページには、さらに強い書き方もあります。

受験に関連して舎長や教職員へ金品を送ること、私宅を訪問すること、書状を送ることは「固くお断りします」とのこと。

入試について舎長や教職員は、公私にかかわらず質問や相談を一切受けないとも書かれていました。


2000万円の「裏ルート」告白と慶應の答え

とはいえ、学校が書いていることをそのまま信じられない、という人もいるでしょう。

その気持ちには理由があって、2024年10月31日発売の『女性セブン』が、まさにお金の話を報じていました。

子どもを幼稚舎に入れたという父親が、医師を通じて入試を採点する教員に働きかける「特別な入学ルート」を使い、総額で2000万円ほどを現金で渡したと語った、という内容です。

記事によると、父親は着手金100万円に加え、教員1人あたり50万円の手当や謝礼などを、すべて現金の手渡しで払ったとのこと。

記事はこれを、罪の意識に苦しんだ父親の懺悔として伝えていました。

 

この報道に対して、慶應義塾の広報室はこう答えたと伝えられています。

「ご指摘に関するような志願者の保護者などと本校教員との不適切なやり取りは確認されておりません。慶應義塾幼稚舎は、入学試験の公正で厳正な実施のために細心の注意を払っております」

父親の話が本当なのかどうかは、外からは確かめようがありません。

 

告白されたお金は、学校への寄付金でも親の肩書きでもなく、教員個人へ渡る現金でした。

それは、入試概要のページで学校が「固くお断りします」と名指ししている行為そのもの。

もし本当だったとしても、それは学校の決まりを破った入り方です。

そして、家柄で落とすという決まりは、学校のどこにも書かれていません。


学校が書く「特別な準備は必要ありません」

ヒカルの話した園は、報道では「エリート保育園」とも呼ばれていました。

では、こうした教室に早くから通うことは、幼稚舎の入試で有利になるのでしょうか。

これについても、Q&Aの答えは短いもの。

  • 幼稚園や保育園に通っているかどうか=影響なし
  • 受験に当たっての特別な準備=必要なし
  • 早生まれかどうか=生年月日順のグループで試験をするので、有利不利なし

学校は、志願者のありのままの様子を知りたいと考えている、と書いています。

ヒカルがその園を選んだ理由も、子どもの可能性を広げたいからだと話していて、受験の話はしていません。

 

女性セブンの記事に出てきた慶應の関係者は、ペーパーテストはなく、行動観察と体操、絵画・工作、それに口頭での質問があると話していました。

試験は1日だけで、保護者の面接はありません。

2026年度の入試を受けた子は1,438人でした。

ただ、学校が自分で書いているのは「ありのままの様子」までで、何をどう採点するのかは公表されていません。

合格した子のうち親が卒業生という家庭がどれくらいいるのかも、学校から数字は出ていないままです。

採点の中身が見えないので、家柄やお金の噂がいつまでも消えないのでしょう。

 

結果が親の思いどおりにならないのは、受ける側の家族にとっても同じこと。

幼稚舎などの小学校受験に落ちた日のことを、こう振り返った人の投稿が、Xで読まれていました。

母の願いで受けて落ち、ほかの学校も受けさせようとした母を、ふだん何も言わない父が止めたという話です。

父親が口にしたのは、自分たちの息子なんだから、自分で戦うまで待とう、という言葉だったとのこと。

親の結婚も職業も寄付も合否には関係ない、と学校ははっきり書いています。

1歳の子の行き先を、親の経歴で先に決めてしまうことはないということですね。

ヒカルが恋人の息子に優しすぎる…実の子説まで出た理由1歳の男の子が、ヒカルの手をにぎって保育園まで歩いていく。 【人生初】ヒカルがハクの保育園への送り迎えをすることになりました ht...